イスタンブル・ハルカリでアシューラの日、黒衣で祝う
2014年11月03日付 Milliyet 紙


カルバラーで「アシューラの日」に、殉教した聖フサインと、共にいた71人の側近を悼むため昨日何千人もの人々がハルカルに集まり、悲しみの象徴である黒衣を着て涙を流し胸を叩いた。

預言者ムハンマドの孫であるイマームのフセインと共にいた71人がカルバラーで殺害されてから1375年目の節目を迎え、ハルカリで「伝統のアシューラ追悼式典」が催された。ヤフヤ・ケマル・ベヤトル文化センターで行われた追悼式典へは何千もの人々が参加し、一部の女性と子供は手に鎖を結びつけて参列した。様々な政党のメッセージが読み上げられ、イラン・イスラム共和国の宗教指導者アーヤトッラー・セイイェド・アリー・ハーメネイー師の特別代表であるセイイェド・アリー・ガーズィー・アスケリ師も参加した。

式典でスピーチしたセラハッティン・オズギュンデュズ氏(訳注:ジャーファル派の指導者)は団結と連帯のメッセージを発して、ムスリムが小さな宗派の違いのために疎遠となり、帝国主義がこの差異を上手く利用し兄弟性を貶めたと述べた。ジャーファル派が社会の一部の層によって誤解されていると述べたオズギュンデュズ氏は、「我々は石を崇めているのではない。我々はアッラーの他に誰も崇めはしない。アッラー以外に神は存在しないと言う者である。あらゆる種類の暴力にも抗う者である。人を殺す行為に詭弁を弄して何になるのか。しかしイスラム教は何人にもこの権利を与えなかった。子供を殺すことはどんな宗教でもありえない。子供を断頭する者たちと、宗派を同じくするどころか、宗教を同じくし、彼らと同じ慣習、同じ世界を共有していることを恥ずかしく思う。我々が最も切望していることは連帯だ」と話した。
キュチュクチェクメジェ区テメル・カラデニズ区長も加わった式典は、アゼルバイジャン出身の哀歌の歌い手であるセイイド・タリフ・ボラディガフの哀歌と演劇のパフォーマンスが上演された。式典ではジャーファル派の人々が頭や胸を叩いて「我らに命じよフセイン」と叫びながら、フセインと彼の71人の側近の死を悼んだ。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:35753 )