エスファハーンの酸通り魔事件で様々な反応(上)
2014年10月22日付 Iran 紙


【ショック班】エスファハーンで起きた酸通り魔事件に関して、著名人や一部メディアの間ではさまざまな反響が起きている。

 エスファハーンの若い女性4名に対して酸をかけた、単独ないし複数の実行犯は未だに逮捕されておらず、また警察は巷の喧騒から距離を取りつつ、〔事件の〕全体像についてこれといった発表もないまま、捜査を〔淡々と〕続けている。

 他方、酸通り魔事件の被害者4名の家族らは〔各メディアからの〕インタビューに応じ、その中で被害者らの治療について懸念の声を上げている。〔各事件の〕共通点は「一人でハンドルを握っていたこと」、「ウィンドウを開けていたこと」、「被害者は女性であること」だけだ。これらの女性らは窃盗の被害には遭っておらず、また警察は個人的な恨みについても把握していない。4名の女性たちや通行人の全目撃情報が示しているのは、犯人らはバイクに乗って、地元の女性らに酸をかけたということである。

 エスファハーン酸通り魔事件が計画的なものだったということは、否定できな事実であり、特にエスファハーンの治安悪化に否定的な影響を与えるものではないなどと考えることは不可能である。

〔…〕

 過去数日間、一部の新聞や通信社からは、驚くべき振る舞いが見られた。情報を伝え、調査し、事件の詳細について公表することは、〔国民への〕情報提供のためであるというメディア業界の大原則に反して、彼らはこの酸通り魔事件を伝えることそのものを問題視し、こうした事件に対しては沈黙すべきだなどと示唆しようと試みているのだ。〔…〕

 とあるメディアの関係者らは、その素人まがいの驚くべき発言の中で、あたかもメディア業界に関する専門的知識など持ち合わせていないかのように、エスファハーン酸通り魔事件を報じているメディアへの処罰を求めているのである。何とも驚くべきことではないだろうか!彼らはメディアの責任とは何か、自問すべきではないだろうか!?

〔…〕

つづく


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( 翻訳者:アナヒト )
( 記事ID:35761 )