チャンカヤ大統領府からベシュテペ大統領宮殿へ
2014年11月04日付 Milliyet 紙


レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は11月5日水曜日の「国家の日」(訳注:毎週木曜に開かれる閣僚・参謀総長謁見)の定例会議を、チャンカヤの大統領府ではなくベシュテペ地所の大統領宮殿で行う考えだ。
「政府の日」の定例会議が新しい場所で開かれることは、共和国史の中でも象徴的な意味を持つ。


■宮殿の名称を国民に発表

レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領の首相時代、アタテュルク森林農場の敷地内に新しい首相府とされる建物が建設されていたが、その後大統領府へ転用された。そのベシュテペ用地の正式名称が、10月28日から29日をまたぐ真夜中にエルドアン大統領の一日活動予定表にて明らかになった。用地の新しい名前は、噂されていた「アクサライ」(白い宮殿・ホワイトハウスの意)ではなく、「大統領宮殿」となったことが本紙ウェブ版(Milliyet.com.tr)を通して初めて国民に知らさられた。

■国家安全保障評議会(MGK)はチャンカヤの大統領府で

エルドアン大統領は10月29日(共和国記念日)10時に大統領宮殿で祝辞を受けた。10月29日のレセプションもこの場所で行われる予定だったが、エルメネキでの炭鉱事故により中止された。エルドアン大統領はベシュテペでアレヴィー派の代表者にムハッラム月のアーシュラーの日を祝う食事をふるまった。しかし一方で、歴史的意味を持つ国家安全保障評議会と、アメリカの新任在アンカラ大使をはじめ数名の大使の信任状奉呈式は、チャンカヤの大統領府で行われた。

■大統領宮殿で3つの重要な面会

「国家の日」の会議は、通常木曜日にアンカラで開かれる。しかしエルドアン大統領のスケジュールにより、今週の定例会議は一日早く行われた。エルドアン大統領のスケジュールだが、水曜日は12時半に国家諜報機構(MIT)のハーカン・フィダン政務次官、14時半にアフメト・ダヴトオール首相、17時半にネジュデト・オゼル参謀総長と面会する。共和国記念日の会議は、初めてチャンカヤの大統領府ではなく大統領宮殿で行われる。




本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:小幡あい )
( 記事ID:35766 )