女性ら、エネルギー療法に騙される—被告人、近く刑事裁判所で弁論へ(上)
2014年11月06日付 Jam-e Jam 紙


 エネルギー療法と偽り、女性らを騙して乱暴した犯罪者の男の公判が、刑事裁判所で始まった。 

 本紙の取材によると、この事件の捜査は、容疑者から被害を受けた人物の一人が訴えを起こしたイラン暦1385年〔西暦2006/07年〕以降、テヘラン検察庁で行われてきた。

 ニールーファルという名の若い女性は、テヘラン第一地区検察の予審判事に、次のように訴えた。

少し前のこと、精神的な困難を抱えていたことがきっかけで、私はスィーナーという名の男と知り合いました。その若い男は自身をエネルギー療法に通じた知の大家であると紹介し、何千人もの人が彼のクラスに出ていると主張しました。彼の話し方は、欺されているなんて到底思えないほど巧みなものでした。私は毎日、彼と連絡を取り、彼のクラスに出るように努めました。

 彼女は、次のように付け加えた。

スィーナーはテヘランの北部に、研究所を構えていました。そこには多くの女性たちが行き来していました。スィーナーは話の中で、困難から救われるためには、信仰上の束縛から自身を解放し、男性たちと自由な関係を結ぶべきだと主張していました。この話を聞いて、私の中に疑念が生じました。

 彼女はさらに、次のように続けた。

ある日のこと、私は研究所内でスィーナーと二人きりになりました。彼が私に乱暴を働こうとしていることに、私は気がつきました。そこから出ようとしましたが、スィーナーは行く手をふさいで、私を強く殴ってきました。その時、スィーナーの弟子の一人が研究所に入ってきたお陰で、私はそこから逃げることができました。


 この訴えを受け、本件は捜査のために、警察の捜査班に委ねられた。警察の捜査で、研究所は無許可で、しかも違法に活動していることや、容疑者はエネルギー療法のクラスを開くと称して、女性たちへの詐欺に手を染めていたことが判明した。

つづく


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( 翻訳者:じゃーねしーねはのめどきとる )
( 記事ID:35878 )