アレヴィー派から首相へ12の要望
2014年11月25日付 Milliyet 紙

アレヴィー派のデデ[指導者]はダウトオール首相へトゥンジェリ・ジェムエヴィを訪問した際に12の要望からなる報告書を提出した。

報告書では「我々の権利は、判事、検事、政権が決定するものではなく人々が自然に勝ち取った権利である」と述べられた。「500年間続いている侮辱がなくなること」という題した要望で新しいボスフォラス海峡の橋を[アレヴィーを殺戮したと言われる]ヤヴズ・スルタン・セリムと名付けてはならず、仮に名付けられるとしてもボスフォラス海峡の名前は[サファヴィー朝の]「イスマーイール1世」とすることが提案された。

■首相への報告書

ダウトオール首相がトゥンジェリ・ジェムエヴィへおこなった訪問では9人のアレヴィー指導者が首相へ一枚の報告書を提出した。ジェムエヴィの指導者であるアリ・エクベルト・ユルト、エルドアン・ウンヴェルディ、ポラット・シャロール、ルザ・アイドゥン、アリ・ハディ・ユルドゥズ、ヒュセイン・ユルドゥズ、 ジャフェル・イェシル、ムラト・キュチュク、ヒュセイン・エルドアンが署名し「トゥンジェリ、エラズー、マラティヤのアレヴィーの問題と解決の提案」という題がつけられ、以下の12の要望がある。

1-国民としての平等の権利とアレヴィーを差別する考え方を終わらせること
2-ジェムエヴィを法的に位置づけること
3-市民社会の民主主義的な憲法
4-宗務庁の自治
5-必須の宗教授業をそうではなくすこと
6-アレヴィー派の廟と修行場をアレヴィー派に引き渡すこと
7-アレヴィー派の学校を開校すること
8-アレヴィー派の村へジャーミーを建てないこと
9‐同化政策を終わらせること
10‐アレヴィー派にとって神聖とみなされる場所へ敬意を払うこと
11‐アシュレの日を正式な祝日とすること
12-500年間の侮辱を二つの橋にある名前を与えることで解消すること



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:35998 )