ローマ法王トルコ訪問、その以外な要望とは?
2014年11月28日付 Milliyet 紙


キリスト教カトリックの精神的指導者、フランシスコ教皇がトルコを訪問する前、バチカンから興味深い要望がアンカラへ寄せられたことが分かった。

大統領の客人である教皇本人へ「公用車はレンタルであること」という要望と、当該車はメルセデスではないこと、という要望があったことが分かった。この要望について教皇のためにアンカラとイスタンブルでメルセデス製以外の高い安全性の備わった車がそれぞれレンタルされたことが分かった。

二日間の予定でトルコを訪問するフランシスコ教皇は、以前と同じく再びパスポートの手続きを行うことなく入国する予定だ。教皇はその宗教的立場や外交的使命のためにバチカン国外を訪れる際にパスポートを用いないことが知られている。ただし、これに対して訪問団に加わった他のすべての客人は、パスポートでの入国を行ったという。フランシスコ教皇の訪問中、アンカラで行われる会談では、厳重な警戒体制が計画された。

この一環で、教皇がエセンボア空港へ到着する時と、イスタンブルへ出発する時に首都で1,600人の警察が警備を行う予定だ。教皇の基本的警護は大統領府警備局によって行われる一方、アンカラ警察署は周囲の安全対策を行う。
教皇の安全のために利用される全てのルートの代替のとなる市内の道路が確認された。そして、教皇が通る予定の道路は、安全対策の責任者であるアンカラ警察副署長によって「最後の瞬間」に決められ適用される。これとともに、特にアヌトカビル(アタテュルク廟)と大統領宮殿への訪問の時には教皇と一般の人々との接触、とりわけアヌトカビルの周辺での移動販売は許可されない。

■4日間だけ取り締まりに許可

教皇が通るルートや、彼の滞在場所のある地域でアンカラ警察署は裁判所から取り締まりの許可を得た。この許可により、警察は、4日間特定の場所でで国民の車、身体、そして手荷物を検査し、身分証明書を調べることが可能となる。

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( 翻訳者:矢加部真怜 )
( 記事ID:36009 )