イスタンブルのベクタシュ教団元テッケ、AKP議員の財団が利用へ
2014年12月02日付 Cumhuriyet紙


ファーティフ区に所在のエルディ・ババ・テッケは、修復が行われており、その所有権が首相府ワクフ総局に属しているが、テッケの建物を含めた約4平方キロ メートルの土地が、公正発展党(AKP)カイセリ選出のヤシャル・カライェル議員が設立代表者である「トマルザ出身者ワクフ」に譲渡された。修復が続いている工事現場にこのワクフの看板が掛けられており、計画の完了とともにイスタンブルにあるセンターがここに移転する。

ファーティフ区議会の共和人民党(CHP)のファズル・ウウル・ソイル議員は、ここ1年でトルコ若者・教育サービスワクフ(TÜRGEV)、知識普及ワクフ、ファーティフ・ スルタン・メフメトワクフ大学へ市が無料で建物を割り当てたと強調し、以下のように話した。「今回首相府所属のワクフは、AKP所属のある人物が設けたワクフ(財団)にファーティフ区の一部の土地を与えた。修復は国のお金で行われており、ワクフに引き渡される。お金はまた国の予算から出ている。」

エルディ・ババ・テッケ(アブダル・ヤクプ・テッケ)は、元ダヴトパシャ地区、つまり現ジェッラフパシャ地区の1159区、第5区画にある。全体で4平方キロメートルあり、屋内スペースは1430平方メートル、屋外スペースは2257平方キロメートルである。閣議が下した2006年9月13日付の決定によって、修復対象と発表された。この地区にあるテッケは、イスタンブル第2修復スペース文化財保護地区機関の2013年5月7日の決定によって修復が決定された。ワクフ総局は、2014年2月21日に4平方キロメートルの土地で修復を始めた。これは2015年6月に終了すると予想されている。

歴史的地域に看板を立てた「トマルザ出身者文化共生ワクフ」の設立代表者であるAKPのカライェル議員が、彼の履歴書に職歴をイスタンブルワクフ地域局で始めたと書いていることが注目されている。2期AKPのカイセリ選出国会議員に選ばれたカライェル氏は、イスタンブル県文化局と遺跡・博物館総局で部長職にもついていた。

■ベクタシュ教団のテッケであった

修道場は、エルディキ・ババ、オルデキ・ババ、エルデキ・ババ、オルク・ババらの名前とともに言及される。修道場の創立者はシェイフ・ゼイネル・アビディンだと考えられている。1784年の「テッケ集成」という書籍には修道場名「ダヴトパシャ・オルク・ババ・テッケ」として載っている。テッケの長はアビディンと記されている。それ以前は、ベクタシュ教団のテッケであったと記録されており、その後、ナクシュバンディーの修道場となった。1890年の「テッケ集成」では、修道場はカーディリーとなり、長はアガフ・エフェンディと記されている。

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(翻訳者:鈴木歩実)
(記事ID:36063)