シリア国境警備のトルコ軍3兵士、死亡
2014年12月09日付 Radikal 紙


シャンルウルファのジェイランプナルの国境で歩哨に当たっていた3人の兵士が銃で撃たれて死亡した。この事件についてアフメト・ダヴトオール首相は、「攻撃とは何の関係がない」と話し、気が触れたある兵士が友人たちと自らを撃ったことで起こったと報じられている。

シリア国境のシャンルウルファのジェイランプナル郡で歩哨に当たっていた3人の兵士が銃撃の結果死亡したことに続き、参謀本部筋はこれがテロ攻撃ではないことと、1人の兵士が2人の友人を殉職させ、自殺したと明らかにした。ダヴトオール首相は事件について、「攻撃とは何の関係がない」と話した。

ドアン通信によると、事件は夜中0時半頃、ジェイランプナル郡中心へ15キロメートルほどのギョクチャユル地区の近くで発生した。国境で歩哨に当たっていた、現 在身元調査中の3人の兵士が国境の反対側のシリアのテルハンズィル村から発生した銃撃の結果、殉職したと当初主張された。事件後、その地域へジェイランプナルとシャンルウルファから特別作戦チームと兵士たちが送られた。国境では警戒が高まった。

テルハンズィル村では最近イスラム国の戦士たちと人民防衛隊(YPG)の間で衝突が起きている。

ダヴトオール首相は、ワルシャワで滞在したホテルを発つ前に記者たちの質問を受け、シャンルウルファのジェイランプナル郡で3人の兵士が亡くなった事件に関し、会見を行った。同首相は、事件後、エフカン・アラ内務大臣からすぐに情報が伝えられ、事の次第を一晩中注視していたと話した。参謀本部ネジデト・オゼル総長と陸軍司令部のフルスィ・アカル司令官とも連絡を取り、彼らから情報を得たと話し、以下のように語った。

「事情が明らかにされたように見える。残念ながら3人の兵士が殉職した。何よりもまず、お悔やみを申し上げる。手元にあるすべての調査結果は、この兵士たちの うちの1人がおこなった電話の後、あるいは連絡を取り合った後に起こった精神的ストレスによって事件が起きたということである。つまり、いかなる攻撃やテロ、国境の向こう側からの攻撃といったこととは、現在のデータでは、関係ない。一人が精神的に異常な状態にあったことが明らかである。いかなる形であれ、任務中に亡くなった全ての兵士たちが殉職者である。このため、兵士たちに、我が兵たちにお悔やみを申し上げる。家族へは哀悼のことばを送る。」

■県知事: テロではない

シャンルウルファ県知事のイッゼッティン・キュチュク氏は、「入手した証拠によると、事件はテロ事件ではなく、国境で歩哨を行っていた1人の兵士が気が触れて2人の友人を殉職させ、自殺した」と話した。

キュチュク知事は、以前に行った会見では、ジェイランプナル郡のシリア国境において歩哨を行う警備軍へ、夜間に未だ特定されていない場所から発砲されたと話していた。

■「テロではなく、狂気」

シリア国境で歩哨を行っていた3人の兵士の殉職について、最初の調査ではこれが攻撃ではなく、兵士たちのうちの1人が発狂した結果であることが明らかとなった。軍関係者側から得た情報では、検察が事件に関する司法上の調査を開始した。

「初期捜査では、事件はテロ攻撃でないという方向である。1人の兵士が発狂して2人の友人を殉職させたことが最初に得られた情報である。検察により司法上の調査が始められた。」

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( 翻訳者:鈴木歩実 )
( 記事ID:36135 )