国民教育省の新方針にアレヴィー団体、反発―デモ、ボイコットへ
2014年12月09日付 Hurriyet 紙


アレヴィーの各団体は、第19回教育評議会で「宗教の教科書におけるアレヴィーに関する記述の増補提案への拒否」と、「小学校1年次における宗教科目の実施決定」に反発し、「2015年2月8日、大規模な集会を実施し、子供たちを学校に行かせない」との声明を出した。

国民教育省の第19回教育評議会は、12月2日から6日にかけてアンタリヤで開かれた。しかし、これが波紋を呼んでいる。必修宗教科目の廃止について議論される中、評議会はこれを小学校1年次にまで引き下げる助言決定を行った。また、宗教文化と倫理の指導要綱にアレヴィーの項目を増やす案も否決された。ヒュッリイェト紙の取材に応じたアレヴィー団体の代表たちは、2015年2月8日に、100万人規模で必修宗教科目に反対する集会を行うと述べた。トルコは9 月、欧州人権裁判所から必修の「宗教文化と倫理」の科目に関して欧州人権条約の違反の判決を出されたばかりだ。このことも引き合いに出しながら、アレヴィー側の代表は、「子供たちを学校に行かせない。我々は抗議する」と述べた。

「宗教教育の義務化に反対し、2月8日にデモを行う」
――アレヴィー・ベクタシー連盟会長フェヴズィ・ギュミュシュ氏
第19回教育評議会は、ある団体を中心にとられた決定によって正当性を失った。政府もアレヴィーの解放を掲げてはいるが、一方で「宗教文化と倫理」の科目を小学校1 年次にまで引き下げて必修化しようとしている。これは到底受け入れられるものではない。今回の決定が助言という性質のものであるにしても、全く配慮がない。中学校におけるスカーフの自由化もしかりだ。欧州人権裁判所の判決は明らかにされている。私たちが望むのは、必修宗教科目を廃止することだ。今の段階では、教育改革における前進はなく、世俗主義に基づく教育モデルから遠ざかり、教育を宗教化する適用が行われたことがわかっている。2015年2月8日、アレヴィー社会として、必修宗教科目に反対する市民社会団体の支援で、イスタンブルにおいて集会を実施する予定だ。この集会には100万人が参加すると予想している。2014-2015年度の2学期 (新学期の2月9日)から一週間、子供たちに授業を欠席させる。抗議運動を行う。我々の望みは政府が宗教教育から手を引き、世俗的なシステムがつくりだされることだ。「宗教文化と倫理」の授業でアレヴィーに関する内容を増やすことを拒むのは無意味だ。重要なことは必修宗教科目の廃止である。このため私たちはこれからも、各分野で民主的な権利を主張していく。

「子供たちに授業を欠席させる」
――ピール・スルタン・アブダル文化協会会長ミュスリュム・ドアン氏
教育評議会の前にもその後にも、私たちは必修宗教科目の中止廃止を求めてきた。西洋諸国ではこのようなことは人権侵害に当たり、そもそもこのような適用は存在しないということを何度も説明しようとしてきた。しかし実際は、学校で礼拝所が設置されたり、小学校1年次にまで必修で宗教科目が引き下げられたりするような状況に直面している。10日前、首相府に欧州人権裁判所の判決を実行しなければならたいとの公式書簡を送った。必修宗教科目と権利の侵害に反対し、2月8日にイスタンブルで大規模な集会を予定している。アレヴィーの各団体が一つの場所に結集するのは初めてのことだ。ピール・スルタン・アブダル文化協会としても、国内75県の支部を介して街の広場で必修宗教科目に反対し、1時間の座り込みを毎週行っている。1年次に必修宗教科目を設けることは認めない。この適用は、将来、社会を分裂や疎外に導く。私たちは子供たちに授業を欠席させる。ボイコットを行う。その年の子供たちに必修宗教科目を受けさせることを許さない。評議会ではアレヴィー関係の内容を増やす案も否決されたが、そもそも今の記述にも本当のことは書かれていないのだ。不適切で、政治的イスラームのイデオロギーに従って記されたために、反対している。今回の決定は「オスマン朝への憧憬」に他ならない。

「アレヴィーのことはアレヴィーが語るべき」
――アレヴィー協会連盟会長ルザ・エロール氏
アレヴィーたちに対して「さあ話し合おう」という呼びかけがある一方、同化政策も適用されている。評議会での決定も、軽薄な配慮の表れだ。コーランにも「宗教において強制はあってはならない」と記されているはずだが、政権のしていることはまさにこの「宗教の強制」にあたる。これのどこが世俗主義や、近代、科学的教育に一致しているだというのか。トルコの様々な層が異なる問題を抱えているのに、解決は生み出されず、問題は先延ばしにされている。その場しのぎの政策が行われている。アレヴィーのことは私たち自身に語らせてほしい。それ以外の人は、自分たちの信仰にしたがって生活することに励めばいい。必修宗教科目を小学校、さらには幼稚園にまで引き下げようとすることは、決して歓迎できない。将来的にこんなことが公式に実施されるなら、その時はあらゆる手段を尽くして民主的な権利を追求していく。必修宗教科目の撤廃に向け、裁判所への申し立てを継続していく。そういった私たちの活動を続けていく。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:今城尚彦 )
( 記事ID:36175 )