エウレム・ドゥマンル編集長釈放、ザマン紙本社で歓迎式
2014年12月20日付 Hurriyet 紙
カーネーションで歓迎
カーネーションで歓迎

 12月14日の捜査のなかで拘束され、数日後解放されたザマン紙のエクレム・ドゥマンル総編集長は、ザマン新聞社入口で同僚にカーネーション(の花束)を贈られ、熱烈に迎え入れられた。

 昨日イスタンブル総合司法機関から出たエクレム・ドゥマンル編集長は本日ザマン紙で同僚たちに歓迎をうけ迎え入れられた。「エクレムさんよく戻ってきてくれました」「将軍でも宮殿の主でもない、ひとりの若きエクレムさん」「自由報道は屈しない」「ヒダヤット・カラジャよ、神に守られたまえ」などのスローガンの下で建物に入場したドゥマンル編集長は、その場で社員たちを呼んだ。

 ドゥマンル編集長は会見では自由報道と民主主義を強調し、「親愛なる同じ問題を抱える友よ!君たちと世界が目撃した難しい時を経験した。この6日間で権利、法、良心、公正をわからない者たちが、最終的に我々に関し行いうる醜い告発をおこなった。『武装テロ組織の設立』『テロ組織のメンバーになる』というような不当かつ冷酷、さらに誤って書かれたものを見ると、『不信心極まりない』と口にしたくなる。なぜなら信仰について書く際、 もしも敬虔なイスラム教徒であるなら来世を考える必要がある。来世で恥ずべき言葉を言わない必要があるからだ。テロ組織とは何だ?創設者は誰か?武装要員とは誰だ?これをトルコや世界はよく知っている。我々のような蟻も殺さない人間に、法律や秩序を乱さない人間に対する侮辱であり、自由な報道を弾圧する一撃である」と話した。

■「説明できないようなことは全く何もない」

 ドゥマンル編集長は、ここ6,7日間の中で何も悲観しなかったが、しかしトルコの最も価値ある知識人たちや善意の動きを、「殺人」を犯した者のように非難したことが自身らを傷つけたと話し、「これほど恐ろしい嘘を、実際友人と思っていた人々が口にするとは思ってもみなかった。この素晴らしい機関のことを『信仰』と呼ぶ勇気を見せ、一時は我々と交友関係を持ったような一部の人間が[非難する人びとの中に]身を置くとは寸分も思わなかった。しかしこのことを経験し、目撃し、体験したのだ」と述べた。

 (自分たちは)圧力や捜査を恐れないと話したドゥマンル編集長はまた、「説明できないようなことは全くない、司法機関で検察官や裁判官の前で。罪を犯し、この国を裏切った者が、へたり込むのだ。生涯蟻をも殺さない人々をテロリスト呼ばわりした者がへたり込むのだ。彼らは司法に対して相応の報いを受けるだろう。無辜の人びとに対し、思いもよらぬ告発をおこなう、憎悪と嫌悪を抱いて恥ずべき罪を覆い隠そうと行った攻撃を全世界が見た。しかしまた君たちの英雄的行為も見た。いかに別れ、迎え入れるか、君たちはこれを全世界に見せたのだ」と話した。

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( 翻訳者:伊藤梓子 )
( 記事ID:36282 )