バグダード:極悪誘拐団の逮捕
2014年12月24日付 al-Hayat 紙

■バグダードにて極悪誘拐団の逮捕

【バグダード:ジャウダト・カーズィム】

イラクの内務大臣は、バグダードで市民の誘拐を行なっていた誘拐団を逮捕したことを発表した。一方、首都県議会の治安・防衛委員会は、犯罪関係者訴追委員会の設立後、盗みの犯罪は減少したことを強調した。

また、バグダードの作戦部局室のサアド・マアン氏は、本紙が受けとった声明の中で、「国家治安機関と、誘拐阻止組織、国内諜報機関の共同部隊はバラディヤート地区で11名の容疑者を逮捕することが出来た。この集団は、誘拐団のなかでも極悪な集団であった」ことを明らかにした。

一方で、県議会の治安防衛委員会委員長サアド・マタルビーは、本紙との通信の中で、「バグダード作戦司令部から成る委員会は、関係当局との調整を行なって、複数の誘拐事件に関係した者たちの追跡のために多大なる尽力を行い、多くの指名手配者を逮捕した」と述べた。さらに、「誘拐事件は数か月前に比べて、市民の治安当局への協力のおかげでかなり減少してきている」とも付言した。

また、誘拐犯の保護に関与した上級職員に関しては、「捜査により、これら職員の大半は容疑者の保護において潔白であることが証明された。しかし、個人的にこのような事件に関わっていることが証明された一部の者(ガードら)は、誘拐を企てた者に加担させられたもので、誘拐の主犯ではない。」とした。そして、「ほとんどの誘拐事件は身代金目当てであり、喧伝されているように政治目的ではない」と付け加えた。そして「誘拐および強盗事件を取り扱っている関係諸機関は、これらの犯罪を行なった最も危険な集団の逮捕に成功した」ということを示した。     

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( 翻訳者:宮﨑愛 )
( 記事ID:36319 )