カタール:非石油分野が経済成長に寄与
2015年01月04日付 al-Hayat 紙

■ 非石油分野がカタール経済の主な原動力となる

【ドーハ:ムハンマド・マッキー・アフマド】

非石油分野がカタールの経済成長を支え続けている。「カタール・ナショナル・バンク(QNB)」の報告書によると、非石油分野の2014年第3四半期のGDPへの寄与度は、初めて50.7%を上回った。なお、同じ年の第2四半期の寄与度は、49%だった。すなわち、同報告書は「経済全体の予測は依然として前向きな状態で、また非石油分野はカタールの成長において主要な原動力となるだろう」と指摘したのである。

開発計画・統計省の発表によると、GDPの実質成長率は、第2四半期には5.7%であったが、第3四半期には6%に上昇した。同様に、非石油分野の急激な成長率は、第1四半期から第3四半期までに11.9%に達し、その年の予想の11.2%を上回った。大規模な社会資本のプロジェクトへの巨額の投資や、人口の急激な増加が非石油分野の成長の主要な要因となった。

またQNBの報告書は、「石油やガスの分野は、年率で2.8%後退した。原油生産量の減少と、いくつかのガスプラントがメンテナンスのために一時的に停止したことが原因である」と指摘した。同報告書は、国内総生産の成長についての最新の統計は「カタールで経済的な多様化のプロセスが継続し、加速していることを示している。経済多様化は、石油やガスの供給源としての伝統的なカタールの役割から離れ、カタールを生産やサービスの拠点に転換するものである」と指摘した。

(後略)

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( 翻訳者:本澤七彩 )
( 記事ID:36460 )