ロウハーニー大統領「重大問題は国民投票に諮られるべき」(1)
2015年01月05日付 Iran 紙

 大統領は恒常的で持続性のある、雇用創出的な成長を成し遂げ、自国経済〔の発展〕と世界各国との経済関係強化に依拠した強力な経済を創り上げることが、経済発展には必要だと強調した上で、

地域情勢や世界情勢は、三権をはじめとする国内のすべての機関に対し、互いにより一層団結するよう命じている。あらゆる困難にもかかわらず、団結を維持し、国民が〔公的な〕領域に〔積極的に〕参加し、手に手を取り合うならば、あらゆる困難も克服可能だと私は信じている。私は未来に希望を抱いている。

 と述べた。

スタグフレーションは政権発足時から

 ホッジャトルエスラームのハサン・ロウハーニー師は第1回イラン経済会議の席上、第11期政権〔※ロウハーニー政権〕発足時の国の経済状況について説明した上で、次のように述べた。

第11期政権は昨年、特別な経済状況の中、自らの仕事をスタートさせた。それは一言で言えば、スタグフレーションである。それは当時の国の経済状況を如実に示すことばと言えよう。

 大統領府の広報サイトによれば、同師は次のように付け加えた。

2年連続で、国の経済成長率はマイナス6.8%とマイナス6.9%を記録した。国のインフレは40%を越えていたし、通貨市場も外貨をめぐる状況も、混乱した状況にあった。実際、将来を見通すことは困難であった。他方で、政府は金融機関や〔公共事業の〕請負業者に対して、巨額の借金を抱えていた。それに加えて、その他数多くの経済問題が存在した。政府が自らの仕事をスタートさせたのは、こうした状況の中でのことだった。

 ロウハーニー師は、我が国の経済は第11期政権発足時の数ヵ月前から雇用を創出するような状態にはなく、雇用の面で多くの困難に直面していたと述べた上で、次のように指摘した。

国の外貨収入は、特に80年代後半〔=西暦2000年代後半〕、比較的高かった。しかしにもかかわらず、85年から90年〔2006年から2011年〕、純粋な雇用〔増加率〕はほぼゼロだった。これは、高い外貨収入にもかかわらず、雇用問題は解決しなかったことを示している。


つづく


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( 翻訳者:エンアルケ・エンホロゴス )
( 記事ID:36555 )