シヴァス裁判所職員へ、オスマン語講習
2015年01月20日付 Radikal 紙


スィヴァス共和国検事局によって裁判所職員及び弁護士らを対象としたオスマン語講習が開始された。71名が出席したオスマン語講習は2月4日まで続く予定。

国民教育省生涯教育総局と慈善財団間で結ばれたオスマン語教育議定書に則り2014年12月15日にスィヴァス裁判所職員を対象に開講したオスマン語講習はスィヴァス裁判所会議室にて実施されている。同裁判所のマフムト・サーミー・ウズン第二執行官補が講師を担当している。

同講習活動を見学したムラト・イルジャル・スィヴァス共和国検事長は、オスマン語が法と密接に関わる言語であり、裁判所で勤務する職員がオスマン語を知る事は、オスマン語で書かれた古文書を読解する点のみならず、我々の文化遺産及び過去との架け橋を築くという点でも大きく貢献する事になるだろうと述べた。

スィヴァス裁判所の第二執行官補でありオスマン語専門のボランティア指導員であるマフムト・サーミー・ウズン講師担当は、同講習の構想をムラト・イルジャル検事長に伝えた際に同検事長が好意的な反応を示したと伝え、「裁判所には71名が受講登録している。毎週火曜日、木曜日には我々弁護士会所属の弁護士、秘書官、司法修習生らに講義を行っている。構想を伝えた際に、検事長は大変好意的な反応を示された。『我々にもオスマン語が必要だ。法と密接に関わる言語である』とおっしゃられた。検事長の認可を得て講習を開始した。現在、受講生らは、ラテン文字で書いたトルコ語を読むのと同様に難なくオスマン語で書かれた文章を読んでいる。我々は講習終了時に国民教育省認定証明書を授与する。実際、同講習の実施は遅いくらいだ。裁判所には古文書が多数存在し、必要であった。我々のようなボランティア講師のみがオスマン語を知っている。専門家となりうる人材は見つからなかった。しかし、これに関して講習終了時には相当な数に達していることだろう」と語った。

受講者の一人であるスィヴァス第二重罪裁判所のゼケリヤ・ドゥマン書記課長は、裁判所でこの講習が開かれている事に満足していると伝え、「オスマン語講習は全く難しくない。非常に簡単で、特にコーランを読める者にとってかなり容易である。我々は講習に向かう際、多大な喜びを感じる」と述べた。受講した裁判所職員らは、講習を開講させたムラト・イルジャル共和国検事長に感謝の意を示した。職員対象の講習が終了後に裁判官及び検事向けの講習も開講されると伝えられた。

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( 翻訳者:藤井庸平 )
( 記事ID:36650 )