バルザーニー北イラク大統領コバーニー掌握でトルコに感謝
2015年01月26日付 Milliyet 紙

北イラクIKBY)のメスト・バルザーニー大統領:「私自身と、クルディスタンの人々に代わ(り、トルコ共和国に感謝する。援護部隊のペシュメルガがコバーニーの戦士たちを助けるために赴くことに許可をしてくれた。この援助が大きな役割を果たし、勝利を手にすることができた」

メスト・バルザーニー北イラク大統領は、コバーニー奪還において果たした役割に対し、トルコに感謝の意を述べた。
バルザーニー大統領はコバーニーがテロ組織イスラム国の手から奪還されたことを受け、IKBY大統領府の公式ページでメッセージを公表した。ペシュメルガ援護部隊が「戦士たち」を助けるために国境近くで活動することに許可を下したトルコへ感謝の意を表し、「私自身と、そしてクルディスタンの民衆を代表してトルコ共和国に感謝する。コバーニーの戦士のためペシュメルガ援護部隊の出動を許可してくれた。連合部隊が継続してくれた空中作戦にも感謝している。これらの支援が大きな役割を果たし、勝利を手にすることができた」と述べた。

バルザーニー大統領は、コバーニーが奪還されたという報せが自身のもとに届いたと述べ、以下のように続けた。
「今日、抵抗を続けたコバーニーが解放されたという報せを得た。このニュースはすべてのクルディスタン国民、そして自由に味方する者たちの気持ちを明るくしたことだろう。この大きな勝利のために、クルディスタン国民を祝福する。この勝利は、すべてのクルディスタン国民のものである。人道的な世界の、テロリストの非人道性に対する勝利である。」
バルザーニー大統領は、1500kmの国境にわたって「残忍な」テロリスト組織に対して抵抗を続け、組織を壊滅に導いたことを強調。「私はコバーニーの勇敢な戦士らと、ペシュメルガ勢力の同胞への支援をとても貴重なものであると思う。みなさんに感謝している」と述べた。

「いくつかの村、地区、町が奪われてしまったことは敗北ではない。本当の敗北とは、常なる意志と抵抗が失われることだ」という見解を示し、「だからこそ、勇敢なるコバーニーは陥落しなかったのだ。その意志が砕かれることなく、抵抗したからだ。クルディスタン国民の支援、クルド友好国からの援助とコバーニーの抵抗は、クルディスタン国民の意志が残忍なテロ組織に対して敗北することを許さなかったのだ。私はこれを確信している。コバーニーは陥落しない、頭を高くもたげ続けるだろう」

「我々の土地、また人民のために犠牲を払うことは大きな名誉である。人民たちはテロリストに対する闘争の中で、数えきれないほどの犠牲者をだし、言葉では表せないほどの勇敢さを見せてくれた。コバーニーではクルディスタン地域出身のゼレヴァンが、アスキ・モースルではロジャヴァ出身のネチルヴァンが殉死したと同じ日に報せを受けた。これはクルド人の同胞愛、一体性、協力関係をもっとも具体的に示すものだ。すべてのクルディスタン人民は共通の目標のために戦っている」

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( 翻訳者:桑迫静香 )
( 記事ID:36722 )