中国の自動車メーカーとの提携もやむを得ず(1)
2015年01月19日付 Iran 紙

【マルジャーン・エスラーミーファル】先週「自動車政策評議会」に提出された自動車メーカーおよび部品メーカーに対する7項目の大統領令と3項目の鉱工業商業相の要求が、自動車産業の多くの専門家の耳目を集めた。しかしこれらの命令は自動車メーカーに対して義務化されない限り、彼らの注意を引くことはまずなく、メーカーは様々な口実をつけて、それらを回避しようとするだろうと、これらの専門家らは考えている。

 自動車産業の専門家らは、自動車産業に革新を起こし、現状を打破するためには、大統領命令にしっかりと注意を払うことが必要だと指摘している。現在、自動車メーカーの生産ライン上にある自動車は、品質や価格の点で、他の多くのブランドと比べて競争力がなく、〔世界の〕どのブランドもイランを追い越してしまったと言っていいだろう。

 イランはかつて、中国やインド、マレーシアの自動車メーカーの先を行っていた。しかし、今やイランは〔国際的な市場での〕競争力を失ったばかりか、国内のカスタマーすら、他国ではすでに時代遅れとなった〔国内産の〕これらの自動車に愛想を尽かせている。国内の自動車メーカーは自動車購入者のことを考えるよりも、自動車の生産台数や価格のことばかり議論し、〔‥‥〕「競争評議会」の専門家らの意見に耳を傾けようとさえしてこなかったのである。

大統領命令を実行することで人々の不満軽減を

 大統領は自動車メーカーに対する7項目の要求の中で、・自動車業界による競争の受け入れ、・輸出優先、・技術的知見の移転〔の促進〕と国内産自動車の品質レベルならびに安全性の向上、・大学との連携、・自動車及び部品の輸出を目標とした外国企業との協力、などを求めた。

つづく


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( 翻訳者:アナヒト )
( 記事ID:36725 )