最高裁、新長官決まる
2015年02月10日付 Radikal紙


最高裁裁判長アリ・アルカンが退任することを受けて行われた選挙の結果が出た。最高裁の新長官としてイスマイル・リュシュトゥ・ジリトが選出された。ジリトは、ウスキュダル第二重罪裁判所長官時代にアクビル裁判において当時イスタンブル広域市市長だったエルドアン現大統領の釈放を決定した。

最高裁総会で、昨日定年のために退任することになったアリ・アルカンの後任の最高裁長官に関し選挙が行われた。

選挙では、第三刑事法廷部門代表エルダル・ギョクチェン、第二十民事法廷部門代表フェイジ・アルトゥノク、第十三刑事法廷部門代表イスマイル・リュシュトゥ・ジリ ト、第六刑事法廷部門裁判官アリ・スアト・エルトスン、最高裁判所共和国首席検事メフメト・エクメキチが争った。5人の候補が参加した選挙において516人の裁判官が票を投じた。280票を得たイスマイル・リュシュトゥ・ジリトが、最高裁判所の新長官に選出され、13票が白紙で投じられて無効とされた。他の候補者のうちギョクチェンは55票、エルトソンは98票、アルトゥノクは36、エクメキチは13票を得た。

■新長官から最初の発表

ジリト新長官は、投票後に民事委員会の広間で記者会見を開いた。ジリト新長官は、自身に大変名誉でまた非常に困難な職務が与えられたこと、着任決定後最良の形で職務を開始し、トルコ国民の信任に値するように努めると述べた。

アルカン前長官が退任演説でジャヒト・ストゥク・タランジュの「故郷」という詩を読んだことを引き合いに出したジリト新長官は、「私もトルコ国民の信任に値する、統一・連帯性を確保する、純粋な正義、本当の正義を築く最高裁であるとの思いを胸に演説を始めます」と話した。

ジリト新長官は、「アルカンさんは、『最高裁で私は早朝4-6時に法廷で当直を務めました』と述べた。我々は深夜12-2時の、更に困難な当直を務めることになるでしょう。しかし司法への信頼・安心性の点でトルコ国民の信任と敬意を最高の水準で引き上げるよう努めます」という表現を用いた。

初等裁判所、高等裁判所双方に構造的・物理的な問題があると述べたジリト新長官は、この他に最近憲法によると平等[であるべき]機関の間で不平等を引き起こすある構造があると話した。

高等司法機関が憲法裁判所、最高裁判所そして行政裁判所によって構成されていることを引き合いに出したジリト新長官は、以下のように述べた。「これらは、平等で互いに協調して動く力、裁判所である。権力分立は必要不可欠だ。権力分立において、それぞれの領域に介入しないという条件の下、この問題に連帯して取り組むのである。憲法で述べられているように、権力の分立は同じハーモニーを奏でるオーケストラの調べのように、あるものはバイオリンを弾き、あるものはピアノを弾き、最後には美しい演奏となるのです。権力分立は、我々の権限の領域に干渉しないという条件の下、連帯して動くのです。裁判官の信頼性・独立性・中立性を重視する姿勢を保ち続けなければなりません。司法とは正義を行使するためにあるのです。トルコ国民の信頼に向け、司法として、最近は失墜していますが、信頼に値するように努力します。このため重要な責務が生じます。この重要な職務も、同僚と協力し実行します。四名の大変に素晴らしい同僚と争いました。彼らはそれぞれに有能で、かけがいのない、共に仕事をしてきた同僚です。

■首相からお祝いの電話

アフメト・ダウトオール首相は、憲法裁判所長官に選出されたズュフトュ・アスランと最高裁長官に選出されたイスマイル・リュシュトゥ・ジリトに電話をかけてお祝いした。ダウトオール首相は、両長官ともトルコに相応しい成熟した民主的なプロセスを経て職務についたことを祝福した。

■イスマイル・リュシュトゥ・ジリトとは誰か

1955年3月23日にバルケスィルのブルハニエで生まれたイスマイル・リュシュトゥ・ジリトは、イズミル・ナムク・ケマル高校を修了して、イスタンブル大 学法学部を1978年に卒業した。ブルハニエ判事候補としてキャリアをスタートさせたジリトは、様々な裁判職を務めてきた。ウスキュダル重罪裁判所裁判長を務めていた2004年に最高裁の裁判官に選出され、いまだ最高裁第三刑事小法廷の裁判官の職にあった2011年に最高裁総委員会によって第13刑事部門代表に選出された。既婚で3人の子供の父親である。ジリトはスキュダル第二重罪裁判所長時代にアクビル裁判において当時イスタンブル広域市市長だったエルドアン大統領の釈放を決定した。

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(翻訳者:堀谷加佳留)
(記事ID:36874)