エルドアン来訪のキューバメディア「トルコは2つのモスク建設希望」
2015年02月12日付 Hurriyet 紙


エルドアン大統領のラテンアメリカ外遊の二番目の訪問国となったキューバでは、主要各紙が大統領の訪問を大きく報じ、トルコが同国に2つのモスク建設を希望していると明らかにした。キューバ滞在を終えたエルドアン大統領は、外遊の最終目的地であるメキシコへ向かった。

中南米を外遊中のエルドアン大統領は、2番目の訪問国であるキューバの首都ハバナのホセ・マルティ国際空港で、同国のログリオ・シエッラ副外相、ハサン・セルヴェト・オクテム駐ハバナ大使、その他の関係者による花束の歓迎を受けた。
キューバの主要各紙は、大統領の訪問に大きく紙面を割き「トルコの大統領はキューバに1つだけでなく、2つのモスクを建設するために来る」と報じた。同国メディアはキューバでのモスク建設が2国間に築かれようとしている経済・政治分野での連携の妨げとなり始めていると指摘した。エルドアン大統領とラウル・カストロ国家評議会議長の会談では、モスク建設が重要事項として協議されるとした。トルコが首都ハバナとサンティアゴでのモスク建設を望んでいることも明らかにした。
キューバのメディアは、エルドアン大統領の「コロンブスより早く、ムスリムの船乗りがアメリカ大陸を発見していた」という発言にも触れ、この発表が生んだ論争も大きく報じた。大統領のキューバ訪問前に記者会見したトルコ宗務財団のムスタファ・トゥトゥクン副総局長も、ハバナ旧市街のモスクに加え、二カ所目のモスク建設を要望する方針を示し「ムスリムの学生が多いサンティアゴに、小さなモスクが建てられるよう要望する」 と述べた。

■革命家を表敬訪問

エルドアン大統領はコロンビアのボゴタでは、同国の独立のために戦った革命家シモン・ボリバルの現在は博物館となっている旧宅を訪問した。大統領は、スペインによる植民地支配に抵抗し、ラテンアメリカの国々の独立のため長年戦ったボリバルの像に花輪を捧げ、ボリバルの家を後にした。

■最後の訪問国はメキシコ

エルドアン大統領は、ラテンアメリカ諸国歴訪の最終訪問国であるメキシコの首都、ニューメキシコ(注:原文ママ。正しくはメキシコシティ)に到着した。
キューバでの日程を終えたエルドアン大統領と同行者が乗った特別機「TUR」はトルコ時刻の午前6時35分、メキシコのフアレス空港に着陸。ムスタファ・オウズ・デミルアルプ駐メキシコ大使と関係者が出迎えた。
エルドアン大統領はメキシコ滞在の初日、まず祖国への祭壇を訪問し、エンリケ・ペーニャ・ニエト大統領の公式式典に迎えられる。ニエト大統領との一対一および代表団間の会談に続いて共同記者会見を開き、公式昼食会に出席する。その後マティアス・ロメロ協会を訪れて講演。GRUMA社のジュアン・アントニオ・ ゴンザレス社長主催する晩さん会では、メキシコを代表する実業家たちと一堂に会する予定だ。

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( 翻訳者:川原田喜子 )
( 記事ID:36893 )