ボスフォラス海峡沿い新建築プランに反対運動
2015年02月13日付 Radikal 紙


ボスフォラス海峡組合(BODEP)は、ボスフォラス海峡で建物の高さ引き上げと開発地の拡大の変更に反対した。BODEPは、ボスフォラス自治体連合に申請し、自然的、文化的な都市の開発規制地区(SİT)であるボスフォラス地区での建物建設の道を開くことに反対した。

第2960号ボスフォラス海峡法の変更のため、イスタンブル・ボスフォラス自治体連合は1月9-10日にボスフォラス開発計画ワークショップを行い、環境都市整備省の後援で行われたこのワークショップで、ボスフォラス海岸線沿いの建物の高層化と底面積の拡大の決定が行われた。ワークショップの決定によれば、今後の変更により、12.5mの4階建ての建物が5階建てに、15.5mの5階建ての建物は6階建てに今後引き上げうる。建ぺい率として知られる、建物の敷地における建築面積の割合は15%から25%に引き上げられる。言い換えると1,000㎥の敷地を持つ者は750㎥を空き地にして残った250㎥の敷地に建物を建てることが可能となる。

ボスフォラス海峡を眺める地区での建物の高さを引き上げと建築地の拡大に反発を示したボスフォラス11地区協会は、ボスフォラス海峡組合(BODEP)を結成し、ワークショップの決定に反対し、ボスフォラス自治体連合に申し出をした。

■建築不可の場所が可能に

ワークショップの決定に従い必要な法整備が行われた場合、ボスフォラス海峡で開発ができない敷地が部分的に開発できるようになると訴えるBODEPの発表は次の通り:

「ボスフォラス海峡で1983年以来、保護に努めてきた景観に否定的な影響を与え、ボスフォラス海峡のコンクリート化を促進するこの変更を受け入れることはできません。ご存じのとおり、ボスフォラス海峡法のもともとの目的は、イスタンブル・ボスフォラス海峡地区の文化的、歴史的価値や自然の美しさを公益を考慮しつつ保護し、発展させ、将来世代に渡すため、この場所での人口密度を高める建築を制限することです。
多くの障害があるにもかかわらず、世界の遺産として受け入れられ管理されることが必要なボスフォラス海峡は自然的、文化的な都市の開発規制地区(SİT)でもあるのです。ボスフォラス海峡プラットフォームを形成するボスフォラス海峡地区組合協会として、この試みに反対であることを表明します。公益にならないこの試みに我々は与しないよう求めます。」

申し出を行った協会名は次の通り:

1-アナドルヒサル・ツーリズム発展協会
2- ベベクリレル協会
3-ベオグラードの森保護ボランティア協会
4- ベイレルベイリレル協会
5- ボスフォラス海峡アルナヴトキョイ協会
6-ビュユクデレ環境、文化、美化協会
7-エミルガン愛好者社会連帯協会
8-カンディリ協会
9-クズグンジュックルラル協会
10- ルメリヒサル保護、美化協会
11- サル・プラットフォーム協会

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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:36913 )