米国大統領は、追加制裁がジュネーヴ合意に反するものであるとして、米国議会に対してイランに対する新たな制裁決議をやめるよう求め、次のように述べた。「すべての検証、つまりイスラエルの各情報機関の検証によっても、イランはジュネーヴ暫定合意の内容を遵守している。」

　バラク・オバマ米大統領は、CNN放送の著名な解説者であるファリード・ザカリアとの対談の中で、テロとの戦いを宗教戦争であると見てはならないと述べた。彼は、９９．９％のムスリムがテログループ（ISIL）に反対しており、我々はこれらの人々と力を合わせねばならないと強調した。

　オバマ大統領は、イスラエルのネタニヤフ首相の訪米に関して以下のように述べている。「ネタニヤフ氏が訪米したとしても、面談の予定は組まない。なぜなら、総選挙を２週間後に控えた他国の指導者と面会する慣例はないからだ。」

◆米大統領はネタニヤフ氏と面会しない

　オバマ大統領はこれについて次のように述べた。「私はネタニヤフ首相と面会はしない。どの国であれ、丁度２週間後に総選挙を控えた国の指導者と大統領である私が面会するのは、国策に反するからだ。」

　同大統領は、イランへの自身のアプローチを堅持し、現段階におけるイランに対する新たな制裁に反対して、以下のように述べた。「これまで我々は、イランに対して数々の有効な制裁措置を承認した。これらの制裁によって、イランの核問題を外交的に解決できるかどうか我々が検証できるようにするため、イランを交渉のテーブルに就かせることに成功したと私は考えている。」

　そしてオバマ大統領は、イランが協同行動計画のもとにジュネーヴ暫定合意を遵守している点について以下のように述べた。「すべての検証を実施して、つまりはイスラエルの各情報機関の検証によっても、イランはジュネーヴ暫定合意の内容（協同行動計画）を遵守している。イランは核計画を推し進めてはいない。彼らは、低濃縮ウランの備蓄を減らしている。我々は今のところ、核交渉において何も失っていない。イランの核計画は進行していないのだ。」


Tweet

この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

　同じジャンルの記事を見る

（ 翻訳者:HR8KHO ）
（ 記事ID:36914 )