ヨルダン人パイロットを焼殺した動画配信が意図するダーイシュのメッセージ
2015年02月04日付 Jam-e Jam 紙

【ジャーメ・ジャム・オンライン】ムアーズ・アル=カサースバ(モアズ・カサスベ)を焼き殺した様子を映した動画を配信したのは、ダーイシュ傘下の組織「フルカーン」のインターネット・サイトで、その長さは25分間であった。この動画は高度な技術を用いて制作されており、特殊な視覚効果をもたらすものとなっている。この動画は、アメリカ主導の国際的同盟〔※いわゆる有志連合のこと〕およびヨルダン体制に対して、明確なメッセージを伝えるもので、ダーイシュが選択した恐怖心を煽る戦略に基づいて制作されている。

 アル・ジャズィーラを引用する形で〔ニュースサイトの〕「エンテハーブ」が伝えたところによると、このグループはこのような映像によって、ダーイシュはイスラームの敵と戦っている組織であり、他の者たちはその敵と協力しているのだということを、世論に訴えようとしている。この〔ヨルダン人パイロットが焼き殺される様子を映した〕映像の後、〔動画は〕シナリオの次の場面に移動し、拘束されたヨルダン人パイロットの告白を伝える内容となっている。

 囚われの身となったヨルダン人パイロットの顔には拷問の跡がみられ、彼はこの告白の中で、国際的同盟に参加しているアラブ諸国の名前と、それぞれが担っている役割、ダーイシュに対して用いられている武器の種類、国際的同盟の空爆に参加しているパイロットらの名前を列挙している。その後、〔この動画には〕国際的同盟がダーイシュに対して行っている攻撃の様子についての映像が映し出されている。

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( 翻訳者:YSHHK )
( 記事ID:36927 )