ハマムで仏女性観光客にセクハラ事件―イスタンブル・カラキョイ、
2015年03月06日付 Cumhuriyet 紙

カラキョイで2人のフランス人女性観光客が、友人の男性らと行ったハマムで別の部屋に連れて行かれ、セクハラを受けたと主張し、これに関してソーシャルメディアで発信し、容疑者について非難した。

経営者は、警察とその二人の女性を中に入れ、彼女たちをセクハラしたとする4人の男を特定した。警察も4人の容疑者をセクハラの容疑で逮捕した。

■「ハマムは男女混浴だ」と伝えた…

訴えによると事件は2日前にテルサーネ通りのハマムで起こった。フランス人観光客は扉の前でハマムは「男女混浴」だと言われて、友人の男性らと中へ入った。しかしその後女性たちは友人の男性らと別れ、別の部屋に連れて行かれた。観光客の訴えによると、ここで4人の男がマッサージをすると言って下着姿にさせた。女性たちは怒ったが、ハマムに来るのは初めてだったため、事態が飲めなかった。このいきさつを後でトルコ人の友人に話し、トルコのハマムに関するインターネットのブログを読んだ女性たちはセクハラを受けたことを理解した。

■4人を逮捕

2人のフランス人女性は事件をソーシャルメディアで発信した。これについて観光客やイスタンブルに住む外国人から成る20人のグループが17時に記者会見を行うためハマムの前に集まった。経営者は、警察とその二人の女性を中に入れ、彼女たちをセクハラしたとする4人の男を特定した。女性たちは警察に不満を漏らした。ベイオール公安局のチームも4人の容疑者を逮捕した。

■ハマムの壁に「ここではセクハラが行われる」と書いた

ハマムの前に集まったあるグループは、建物の壁に「ここではセクハラが行われている」と書いた。建物の前に出てきた経営者とグループの間で口論が始まった。怒った経営者は「私は78歳だ。50年間ここにいる。このようなことは起こったことはないし、起こらない」と述べた。反発した女性は「セクハラした犯人はあなたたちに説明するのか。うまいこと隠れてやり過ごしているのだ。あなたたちのところにやって来て私はこの女性たちをセクハラしているとでも言うのか」と答えた。

■犯人を特定

グループを代表してハマムの前で会見を行ったフルヤ・ダール氏は、「セクハラをした4人を特定した。2日前に2人の女性観光客がここでセクハラを受けたのを受けて私たちはここへ来た。2日前にここで起こったことは一度限りの事件でも事故でもない。外国人女性に、そしてエラスムス留学プログラムでやってきた女性たちに対する、お定まりのセクハラ、権利侵害そして暴力の一部だ。私たちは女性として常に彼女たちの味方だ。私たちは女性の団結を強め、このようなならず者を放っておかない」と述べた。

一方、セクハラの容疑で警察本部に連行された4人の容疑者が、「彼女たちを見たことがない。うちの客ではない」と言っていることが分かった。

事件に関する取り調べが続いている。

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( 翻訳者:南澤沙織 )
( 記事ID:37061 )