ゲズィ事件犠牲のベルキン・エルヴァン追悼式、オクメイダンを埋める
2015年03月07日付 Radikal 紙


パンを買いに出かけた際、警察が発したガス弾に被弾し、命を落としたベルキン・エルヴァンの一周忌が行われた。ベルキン・エルヴァンのために、オクメイダンからフェリキョイ墓地まで行進が行われた。ベルキン・エルヴァンの母であるギュルシュム・エルヴァンは、彼の墓前に来た際、気絶した。

ゲズィ公園運動の際、警察が発したガス弾を頭に被弾した結果、命を落としたベルキン・エルヴァンのために、追悼行事が行われた。まず初めに、エルヴァンのためにオクメイダン・ジェムエヴィで食事会が行われた。ベルキン・エルヴァンの父であるサミ・エルヴァンさんは、「今日(3月7日)は、私たちのベルキンの追悼食事会があります。その後、私たちの慣習に従い、墓地に行こうと考えています」と述べた。オクメイダン・ジェムエヴィで始まった追悼行事は、ベルキンが弾を受けた場所で続いた。オクメイダンのベルキン・エルヴァンが被弾した場所で行われた黙祷で始まった行進は、フェリキョイ墓地で終わった。ベルキン・エルヴァンの母であるギュルシュム・エルヴァンは、彼の墓前に来た際、気絶した。

今日、この国に正義がないことを述べたサミ・エルヴァンさんは、以下のように続けた。
「未だにベルキンを殺した犯人はいないかのようにされています。ベルキンを殺した犯人たちは、生活を続けています。しかし、私たちの子供はここにはもういません。皆さんがこの裁判を見守ってくれることを望んでいます。」
警察は、群衆の行進の進行方向の交通を封鎖した。TOMA(暴動鎮圧用装甲車)と機動隊も、行進するグループを後ろから追った。

■「私の息子は、この国に日が昇りますように、と望みながら地面の下にいる」

サミ・エルヴァンさんは、「私の息子は、この国に日が昇りますように、と望みながら地面の下にいる。ジズィ公園運動で負傷した数多くの人の裁判さえ開かれていない。どのような思想であっても、共に戦おう」と述べた。

■ベルキン・エルヴァンの母は墓前で卒倒した

オクメイダンのベルキン・エルヴァンが被弾した場所で行われた黙祷で始まった行進は、フェリキョイ墓地で終わった。『ベルキン・エルヴァンは、15歳の若木である』というスローガンを叫んだ群衆は、フェリキョイ墓地の前で集まった。この際、エルヴァンの家族は墓地へ入った。ベルキン・エルヴァンの父であるサミ・エルヴァンがスピーチを行った。「ベルキンを殺した犯人は、未だにいません」と述べたエルヴァンさんは、以下のように続けた。
「あなたたちが力となり、ベルキンを殺した犯人を暴き出すことができるでしょう。今後、ベルキンのような人々が殺されないために、戦うことができるでしょう。私は、あなた方にこのことを述べたいのです。どの組織で政治を行っていたとしても、どの場所で政治を行っていたとしても、私たちは協力しましょう。力になりましょう。そうでなければ、私たちは殺され続けるでしょう。私はどんな政治思想も持っていません。これを明らかに述べておきたい。ベルキンは皆さんをひとところに集めました。この国に、平和と民主主義、友愛、自由が訪れることを望みます」

サミ・エルヴァンさんがこのスピーチを行っている時、ベルキン・エルヴァンの母であるギュルシュム・エルヴァンさんは、息子の墓前で涙を流していた。感情を抑えきれなくなった母は、気絶した。ギュルシュム・エルヴァンさんは、群衆の間から腕の上で運ばれた。

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( 翻訳者:白尾みさき )
( 記事ID:37070 )