クルド問題がないなら、なぜ解決プロセスがあるのか?
2015年03月17日付 Milliyet 紙

共和人民党(CHP) のコチュ副党首は、クルド問題についてエルドアン大統領は90年代の発言に回帰していると語った。コチュ副党首は、政府は同問題に対し最初から平和に焦点をあわせていない態度をとっていると主張した。

共和人民党(CHP) の副党首で同党広報担当者のハルク・コチュ氏は、レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領が「クルド問題はない」と発言したことを受け、「そのような問題がないなら、なぜ解決プロセスがあるのか」と語った。

コチュCHP副党首は、ケマル・クルチダルオールCHP党首が議長を務めて開催された中央委員会の会議は続く中、記者会見で以下のように語った。

■「首相はゼネラル・マネジャーなのか?」

トルコの話題を占拠している人物が、「国はまさに株式会社として管理されなくてはならない」と話している。この理屈から見るならば、この国の軍は入口の警備員なのか?会社だとすると首相の仕事はゼネラル・マネジャーなのか?首相の地位にある人物は会社のゼネラル・マネジャーなのか?野党はライバル会社?無意識に言外に不平をぶちまけている。株式会社であるなら、この国は政治経済的観点から、国家を破産へと導けば、破産の計画は誰が管理するのだろうか?一人の人物がむやみやたらに何かをしても、事態は何ら改善しない。その人物が大統領です。法律も憲法も認めず、鎖を断ち切って、進んでいく。国家を大災害に引き込むことに苦痛を感じていない。失業率の数値が新たに発表されました。この4年の記録を抜きました。(失業率の)数値が 10.9%。会社の関係者は知らないのか?微動だにしない。若者の失業率は20.2%だ。

■「手元に二粒の涙以外に何の証拠があるのか?」

政府広報官、表情は硬いようだ。あなたの健康について心配している。私が受けた教育では、私がザカート(義援金)を与えても、あなたの革袋ほどにはならない。要人暗殺の問題に触れよう。国の極秘情報がある部屋が強制捜査され、調査がおこなわれた。アルンチュ(副首相)よ、このことを伝えよ。あなたはとても怖がっているようにみえ、泣いていた。あなたは裁判所の決定に対し、上訴することを考えているのか?そうしても手元に何か証拠があるのか、二粒の涙以上に?

■「明確に非難している」

明確にあなたを非難している。あなたは、この国の歴史上もっとも無邪気でもっとも操作されることに長けた副首相となる候補です。あなたの背後から1000年の歴史のあるトルコ軍に向け捜査がおこなわれており、あなたはその道具です。一部始終を知っているなら、あなたはその陰謀のパートナーである。

■「問題がないなら解決プロセスはなぜあるのか」

元首相は、百面相のような政治を続けている。「クルド問題はないよ」と語った。誰もこの発言を選挙のための戦術であるとはいわない。心の中に潜在するもっともオープンな部分の吐露である。クルド人の同胞を我々とかれらとしてエルドアンが分け隔てた発言は、徹頭徹尾、憎しみの表現である。国というものはおこなったサービスを国民に押し付けるものなのか?あの政策を自分で金を払ってしたのだろうか?このような問題がないなら、解決プロセスはなぜあるのか。エルドアン大統領は、二日間、この国で90年代から知られているレトリックを使っている。同大統領は、実際に存在しない解決プロセスをゴミ箱に投げ捨てた。トルコで無責任な大統領の地位にいる人物は、最大の否定者で破壊的な人物として私たちの前にいる。始めから政府の態度は平和に焦点をあわせたものではなかった。

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( 翻訳者:岸田圭司 )
( 記事ID:37137 )