トルコ中央銀行、記録的な「利益」
2015年03月24日付 Hurriyet 紙

 ドル相場で2014年にトルコ中央銀行は記録的な利益を達成した。トルコ中央銀行は86億リラという過去最高の利益を生み出した。トルコ中央銀行はこの利益により、再び最高額の納税者となった。

 トルコ中央銀行はドル上昇の影響で再度記録的な利益を生み出した。2014年には86億4100万リラを手に入れたトルコ中央銀行は、過去の記録である2011年の記録を破った。なお2011年には85億6500万リラであった。2014年12月31日には1ドルが2.1343リラであった為替レートが2014年12月31日には2.3333リラに上昇した。トルコリラに対して9.2パーセントの価値を稼いだドルはトルコ中央銀行に味方した。外貨為替とトルコリラ取引によって手に入れた金利所得の利益で85億リラの利益を達成したトルコ中央銀行は、諸機関のうち最高額納税者になることが期待されている。同銀行は15億2700万リラを納税することが見込まれている。

■利益は72パーセント増加

トルコ中央銀行は2013年に52億800万リラの利益を出した。2014年で得た利益は72パーセント上昇した。2011年には85億リラという記録的な利益を手に入れた。一方2012年では利益は減少し、43億リラとなっていた。

トルコ中央銀行は86億リラの利益を得、15億リラの納税を行うことが予想されている。支払われるこの15億もの税金は、トルコ国内の諸機関でも1,2位を争う額である。同銀行は、昨年50億リラの利益を生み出し、8億8980万リラの税金を支払った。2011年には85億リラで14億4800万リラを税金として支払い、2012年はというと7億4300万リラ納税した。トルコ中央銀行は、2000年、2001年、2011年、2014年に国内最高額の機関税を支払っている。

■ドルの記録を破った

2014年はドルの記録を破った年となった。2014年の年始は前年の12月17〜25日の捜査により動きのあるものとして始まった。市場で生じた変動のために金融政策委員会の臨時会議が招集され、金利が上げられた。新年に始まったドル高は夏に一旦おさまったが、年末に向けて再び高騰した。トルコ中央銀行の貸借対照表の貸方によると、流通している金は850億1180リラであった。なお昨年は740億リラであった。労働者送金では58億4600万リラであった。送金は前回の会計期間では113億2000万リラであった。 トルコ中央銀行の2014年に関する総会は4月9日木曜日に行われる。総会では、銀行評議会の2015年4月30日付けで任期が満了となるメンバーのネジュデッ ト・シェンソイ教授と、アブドゥッラー・ヤルチュンの後任を選ぶ選挙が行われる予定であり、また清算勘定が議論される予定である。

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( 翻訳者:松井友紀 )
( 記事ID:37188 )