左派過激派関連の雑誌社で爆発、1名死亡
2015年03月25日付 Milliyet 紙


キャウトハーネにあるイスラム大東方攻撃戦線(İBDA-C)に近いとされる雑誌『進歩誌』の事務所で25日夜、爆発が発生。同誌の編集者であるウンサル・ゾル氏が死亡、他3名が負傷した。警察の捜査陣は爆発物の疑いのある不審物に関して爆発が起こった建物の調査を継続している。

爆発は、ヒュッリイェト地区のDr.ジェミル・ベンギュ通りにある、6階建ての建物の4階にあり、「イスラム大東方攻撃戦線(İBDA-C)」に近いことで知られている月刊誌『進歩誌』の事務所で19時45分ごろ発生した。原因はいまだ不明。

激しい爆発によって事務所のある階の壁は崩壊。周辺の家屋や事務所などの窓ガラスも破損した。事件後、同事務所で行った消防隊の調査で同誌編集者ウンサル・ゾル氏の遺体が発見された。

ゾル氏の遺体は検事の現場調査後、救急車で法医学協会の遺体安置所に送られた。

爆発により軽傷を受けた2名はオクメイダヌ教育研究病院に搬送され、1名は周辺の病院で治療を受けた。

■いまだ爆発物の疑いがある不審物あり

事件後間もなく爆発が起こった通りには警戒線が張られ、爆発現場に駆け付けた機動隊が現場で対策にあたった。爆発物の疑いのある不審物に関して、爆発処理班も招集された。このチームは爆発の起こった建物内部とその周辺の調査を開始した。

■調査は続いている

爆発発生後、現場調査チーム、爆発処理班による建物内部および周辺の調査が約3時間続く中、キャウトハーネ区の清掃作業員も周辺の清掃作業を行った。

■イスタンブルガス株式会社(İGDAŞ)「爆発が起こった部屋でガス設備はない」

一方İGDAŞはキャウトハーネで爆発の起こった『進歩誌』のある部屋にガスは備え付けられていなかったと明らかにした。İGDAŞによる会見で「25日夜、キャウトハーネ、ヒュリイェト地区、Dr.ジェミル・ベンギュ通りの48番の住所にある建物で爆発が起こった。187番のガス緊急通報サービスに来た連絡を受けて現場に行ったİGDAŞの従業員が行った調査で、爆発が起こった部屋にはガス設備がなかったことが確認された」と公表された。

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( 翻訳者:星井菜月 )
( 記事ID:37193 )