エンヴェル・パシャの銃、競売へ
2015年03月31日付 Milliyet紙


オスマン朝の陸軍大臣であったエンヴェル・パシャの所持品が競売に出品される。競売の最高額はPurdey社の手製の1888年型銃である。

統一と進歩委員会の指導者であったエンヴェル・パシャの貴重な所持品が初めて4月5日(日)に競売にかけられる。グランド・ハイヤット・ホテルにて催される「エンヴェル・パシャ特別オークション」では、エンヴェル・パシャの孫であるオスマン・マヤテペキのコレクション122点の品物と写真が出品される。イスタンブル・オークションが主催する競売ではエンヴェル・パシャの軍服、剣、ヘルメット、Purdey社製の銃の他に、勲章、家族写真、エンヴェルの考案した改良型アラビア文字アルファベットで書かれた書籍などが出品される。

■注文品を贈った

競売の最高値は22万5千リラ相当の、Purdey社の手製の1888年型銃である。スルタン・メフメト・レシャドの王子時代、特別にイギリスから取り寄せられ、その後エンヴェル・パシャに贈られたPurdey社の銃ケースと一緒に競売で競り落とされる。
ドイツのヴィルヘルム2世の命により、高名な彫刻家、画家であるオイゲン・ベルメル(Eugen Boermel)が1910年に制作し、エンヴェル・パシャに贈られた銅像は17万5千リラから;スルタン・メフメト・レシャドよりエンヴェル・パシャに贈られた金・銀製の剣は17万リラから、他の作品と並んで競売に出品される。

■一度も触れられていない「ハラキリ」短刀

競売ではドイツ皇帝ヴィルヘルム2世が1917年に実現させたトルコ訪問で、エンヴェル・パシャへ個人的に贈ったヘルメットが8万5千リラ、日本帝国よりエンヴェル・パシャに贈られた、日本語で「トウギョクサイ キヨツグ」と書かれた「ハラキリ」短刀は4万リラ相当とされた。

イスタンブル・オークションの支配人であるウール・イェイン氏は、エンヴェル・パシャの特別コレクションが散逸することなく、政府または博物館、美術館によってまとめて購入されることを望んでいると話し、「オスマン・マヤテペキ氏より我々に届けられた品々は、エンヴェル・パシャが非常に優れた画家であり、非常にロマンティックな軍人であったことを表している」と述べた。

■卒業証書も出品リストに

ウール・イェイン支配人は「スルタン・メフメト・レシャドの贈り物であるPurdey社の特別製アンティーク銃ケースにはスルタン・メフメト・レシャドの頭文字M.R(Mehmet Reşad)が刻印されている。銃のシリアルナンバーでイギリスの記録をたどることができる。 
エンヴェル・パシャが陸軍士官学校参謀科を参謀大尉として、次席で卒業したことを示す卒業証書と「オスマン朝の征服者」と記されたトルコ国旗も出品に含まれる」と述べた。

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(翻訳者:小幡あい)
(記事ID:37226)