フェトフッラー・ギュレン裁判の行方
2015年04月02日付 Hurriyet 紙


2010年の公務員試験での不正容疑に関する捜査で、最も強く容疑が掛けられているフェトフッラー・ギュレン氏に関する調書が、「二重国家」容疑に関する捜査調書とまとめられた。

公務員試験での不正容疑を捜査するユジェル・エルクマン共和国検事は、ギュレン氏に関する調書を分ける決定を取った。エルクマン検察官は、分けた(ギュレン氏に関する)調書を「二重国家」容疑に関し捜査を行うセルダル・ジョシュクン共和国検事に届けた。

ジョシュクン検察官は、(ギュレン氏の)調書を「二重国家」(に関する)調書とまとめた。

■「容疑者の人数は判明していない」

決定では、2010年の文化、一般能力、教育科学の分野から成る公務員試験受験者が、試験問題を事前に入手しブローカー、関係者を通じて試験の受験者に配布されたことに関連し、「犯罪目的で組織を設立、運営、メンバーになった」、「公文書偽造」、「公的機関・機構を危険に晒した」、「犯罪証拠の抹消」、「職権乱用」容疑で行われた捜査で、容疑者の人数が判明していないとされた。

(ギュレン氏の)調書を分ける決定では、2015年3月23日の司法捜査・捜査決定に則り、容疑者32人が拘束され、別の容疑者30人を司法コントロール下に置く決定が出されたことが触れられた。

■「世論で周知の組織…」

高等教育評議会監視委員会、軍警察犯罪班、警察情報科学班、トルコ科学技術研究会議、財務省金融犯罪調査機関レポート、大学入試センター、社会保障機構、財務省、内務省、人口・国籍業務総局、国民教育省、貸付・学生寮機構から得た文書、苦情意見書、一部の容疑認証、鑑定レポート、高速大量スクリーニング分析、 その他あらゆる証拠に従い、高等教育機構レポートでは、3,227人が容疑対象で内100人以上が容疑確定とされた。その決定では、「1,435人の容疑者が直接的に、その他は間接的に世論で周知の組織と関係があると確認された」と述べられた。

■「2つの調書の間に実質上、個人的繋がり…」

決定では、「警察の報告書で第一容疑者とされたフェトフッラー・ギュレンに関する考察、証拠に従い、あなた方が行っている「主要組織」捜査の範囲の中で、2つの調書の間には、実質上、個人的繋がりがあることが見て取れる」とされた。

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( 翻訳者:山根卓朗 )
( 記事ID:37237 )