イエメン滞在のトルコ人55人、無事脱出、
2015年04月03日付 Milliyet 紙


外務省は海軍司令本部に属するフリゲート艦TCGビュユクアダが、イエメンの港湾都市であるアデン在留のトルコ人55人を救出したと発表した。

外務省により昨日(3日)行われた会見では、サウジアラビア率いる連合軍によってイエメンで開始された軍事作戦のあともイエメン国内に在留していたトルコ国民らの内、脱出を希望した人々の救出に向けた慎重な救出作戦が継続されていることが伝えられた。

トルコ国民の安全を脅かすことがないよう配慮しながら、非常に多面的且つあらゆる選択肢が検討された方法を追求したと伝えられたこの会見では、海軍司令本部に属するフリゲート艦TCGビュユクアダによってアデンに在留する55人のトルコ国民が無事に救出されたと発表された。昨夜、55人のトルコ国民はジブチに到着した。ジブチに運ばれたトルコ国民らを、トルコのイスマイル・アルトゥナル・ジブチ暫定代理大使と、同じくトルコのモガディシュ大使館付き武官であるイスマイル・イペキチ海軍上級大佐が出迎えた。イエメンから7時間もの旅路を経てジブチに到着したトルコ国民らは感極まった様子で、一部の人々は涙を抑えられない様子が伺えた。
イエメンで体験した恐怖に満ちた記憶を語ったトルコ国民らは、救出作戦を成功させた国家組織に感謝を述べた。アデンに1年以来商取引で滞在していたと話したシュレイマン・ギュルジュオールさんは、イエメン出身の妻であるアフラ・ギュルジュオールさんと2人の子どもたちとともに救出された。シュレイマン・ギュルジュオールさんは、最近になって都市の中で聞こえてくる爆発音や銃声が増えたことや、こうして無傷でジブチに辿りつけたことを喜ばしく思うと話した。(ジブチ内の)ホテルに滞在したトルコ国民らは、今日(4日)トルコ航空の定期便でジブチからイスタンブルに向かう予定だ。

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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:37246 )