歌手カヤハンを見送る―癌で死去
2015年04月04日付 Cumhuriyet紙


3度闘った髄膜がんにより、昨日(4月3日)亡くなったカヤハンが最後の旅路を見送られた。

トルコ国旗に包まれ、花々で飾られた偉大な芸術家の棺は、ステージに用意されていた壇に置かれた。カヤハンのための1分間の黙とうで始まった告別式の司会は、スアト・スナが務めた。ニリュフェルやイスケンデル・パイダシュ、アリフ・サー、ハーカン・ペケル、セゼン・アクス、ミルケラムらを始め多くのアーティストや、近親者、彼のファンが会場を訪れた。

■「言葉にできないほど悲しい」

カヤハンの妻であるイペキ・アチャルさんの隣には、娘のギョヌル・アチャルさん氏と歌手のニリュフェルが座った。イペキさんは、「言葉にできないほど悲しいです。皆さんの理解に感謝しています。本当にありがとう」と辛そうに語った。カヤハンの親しい友人であったニリュフェルは、「とても悲しいです。他に何が言えるでしょうか。私たちは本当に悲しんでいます。ありがとう」と述べた。2月14日にカヤハンと一緒に行ったコンサートについて言及されると、「あのコンサートをやってよかったです」と答えた。

■2月14日の最期のコンサート…

ベシクタシュ市長のムラト・ハズィネダル氏はスピーチで、カヤハンとニリュフェルが2月14日にベシクタシュ文化センターで行ったコンサートに触れ、以下のように述べた。
「私たちのような45歳くらいの人間は80年代、90年代に、この国の情調にぴったりの彼の曲を、人生のあらゆる場面で聴いてきました。素晴らしい楽曲を全細胞で感じられるようなコンサートを私たちと共有した2月14日のヴァレンタインデーに、カヤハンは私にも大きな感銘を与えてくれました。私たち全員がニリュフェルとカヤハンの共演の証人となったのです。彼は月曜日に手術を受けました。我々は数日後のコンサートのキャンセルを要請したにも関わらず、『トルコと、聴衆たちと、互いを許し合ってお別れしたい』と、彼は舞台へ上がりました。コンサートでは、本当に素晴らしい時間を過ごしました。私に名誉を与えてくれたカヤハンとイペキ夫人、そしてニリュフェルへ感謝いたします。神のご加護を。お悔やみ申し上げます」

作曲家のイッゼト・オズ氏は、カヤハンと若い頃に知り合ったと述べ、彼との思い出を語った。告別式の終盤に祈りが捧げられた後、カヤハンの棺が拍手に送られて式場から運びだされた。式の間中、カヤハンの妻イペキ夫人の、涙をこらえ切れない姿が見られた。

■「愛した人々をいつも庇護し、見守る人だった」

カヤハンの歌手仲間のミルケラムは、カヤハンとの思い出を語り、以下のように続けた。
「良い曲がどのように作られるか、いい詞がどのように作られるのか。私はいつもカヤハンさんから少しずつ、頭と心を通して教わったことから何かを生み出そうとてきました。彼は大変美しい、本物の歌を歌いました。彼は本当に賢い人でもあったからです。愛した人々をいつも庇護し、見守る人でした。ここに哀悼の意を捧げます」

■「病気について語らせなかった」

カヤハンの長女ベステ・アチャルさんは、以下のように話した。
「まず初めに、彼を愛した皆様全員にお悔やみを申し上げます。とても困難な道のりでした。彼は長い間治療を受けていました。末期は、本当にとても大変でした。私は遠くからこの病気と闘う人々を見てきましたが、近くで見守ることは難しいことでした。彼は全く病気を受け入れませんでした。回復することを信じていたし、自身の前で泣かれることを望みませんでした。私たちに病気について語らせず、最期まで作曲や歌のことを語っていました。私も、泣かないと約束しましたが、たくさん泣いてしまいました。彼は、私が泣くことにとても怒っていました。恐らく、彼はいま痛みから解放されて安らかなことでしょう、幸せでしょう。途中になっている多くのことがあるはずです。なぜなら、こう言っていたからです、『作曲家は皆、死に際して作りかけの曲を残す』と。彼にもやりたかった多くのことがありました。彼はいつも作曲とともにありました。今度はあの世で何かしようとしているはずです、彼が止まることなどないでしょう。彼は音楽を愛していました。私も彼を愛しています、絶対に忘れません。彼の旅路が良いものでありますように。安寧の中で眠りますように」
ジェマル・レシト・レイコンサートサロン(CRR)での式典の後、遺体はテシュヴィキィエ・モスクへ運ばれた。著名な芸術家の遺体は、礼拝が行われた後、カンルジャ墓地に埋葬される。

■カヤハンのためのテシュヴィキィエ・モスクでの式典

偉大な芸術家のカヤハンの遺体は、ジェマル・レシト・レイコンサートサロンでの式典の後、テシュヴィキィエ・モスクへ運ばれた。著名な芸術家は、正午に営まれる葬儀礼拝の後、カンルジャ墓地に埋葬される。葬儀には、レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領も出席した。

■どうか葬儀に花を持ってこないでください…

遺族は、葬儀に花輪を送ろうとする人々に対し、花輪の代わりにメフメトチク・ヴァクフl(兵士財団)へ寄付してくれるよう望んだ。カヤハンは全てのコンサートで売られたグッズの売上げ金を、メフメトチク・ヴァクフへ寄付していた。

■テシュヴィキィエ・モスクへ著名人が詰めかけた

昼の礼拝に続いて行われる葬儀礼拝の後、カンルジャで埋葬される偉大な歌手を、親しい友人とファンが見送った。オメル・チェリク文化観光大臣、歌手のオルハン・ゲンジェベイ、ミネ・コシャン、フェビョ・タシェルとフンダ・アラル夫妻、作曲家のアティッラ・オズデミルオールも参列した。

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(翻訳者:白尾みさき)
(記事ID:37253)