野菜輸入、急増
2015年04月07日付 Milliyet 紙


為替レートの急騰は、野菜、果物、穀物の輸入の歯止めとならなかった。リラが著しく価値を失った2014年に消費財多数における輸入が急落する中、玉葱からキャベツに至るまで多数食品の輸入があたかも爆発的に増加した。

トルコ統計機構(TÜİK)のデータによれば、2014年度の玉葱の輸入は21倍、キャベツの輸入は39倍、ザクロの輸入は136%、スイカの輸入は122%、赤レンズ豆の輸入は179%増加した。

ドアン通信(DHA)がTÜİKの植物生産物均衡データを通じて行った概算によれば、2013‐2014年度の輸入において最も顕著な生産物は玉葱とキャベツであった。

玉葱は2013年度に52トンの輸入が行われたのに対し、2014年度の輸入量は21倍増となり、1100トンまで上り、キャベツの輸入は39倍増加した。

アンテプのピスタチオは2013年度に139トン輸入され、2014年度は63%増となり227トンに上った。これに対し、ヘーゼルナッツの輸入は2013‐2014年度に8600トンから6000トンまで減少した。

■ 果物

果物の輸入は2014年度の生産物グループ中総じて減少しているのに対し、ミカン、アンズ、桃、ザクロの輸入は増加した。

これに従い、2013年度に1万100トンのミカンが輸入され、2014年度に同生産物の輸入は63%増となり1万6500トンに上った。

アンズの輸入は54%増で3700トン、桃の輸入は17%増で4600トン、ザクロの輸入は136%増で423トンに上った。

■ 玉葱の輸入が21倍増加した

玉葱における2014年度の輸入増加は著しい規模であった。2013年度に同製品は52トンの輸入が行われる一方、2014年度に輸入量は21倍増加し、1100トンまで急増した。ニンニクの輸入はまた同時期に34%増となり、新玉葱の輸入は33,8%増加した。

■ 野菜

野菜グループでは2014年度に、ピーマン、きゅうり、メロンの輸入量が減少し、葱の輸入はなかった。

これに対し2013年度にナスは輸入されず、2014年度には116トンのナスが輸入された。

一方、最大の輸入増加があった生産物は122%でスイカ、89%でグリーンピース、29%でホウレンソウであった。キャベツの輸入は39%増加した。

■ 穀物と豆類

トルコの小麦総輸入量は2014年度に前年比で400万トンから410トンに上った。

これに対しデュラム小麦輸入量は前年比で55万2900トンから44万1400トンまで減少した。

2013年度にトルコではライ麦の輸入が全く行われず、2014年度に6トンのライ麦が輸入された。

トルコ料理で最も多く消費される生産物である米、乾燥豆、赤レンズ豆、緑レンズマメとヒヨコ豆の輸入にも増加があった。

2014年度の米の輸入は前年比で47%、乾燥豆の輸入は38%、赤レンズ豆の輸入は179%、緑レンズ豆29%、ヒヨコ豆は27%増加した。

■ 油料種子

昨年度は綿花の輸入が減少した。しかし逆に油料種子の輸入増加があった事が注目された。

菜種油製造に使用される西洋アブラナの輸入は2014年度に前年比の86%、ひまわりの輸入は12%、大豆の輸入は33%の増加を示した。

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( 翻訳者:藤井庸平 )
( 記事ID:37266 )