北イラク米領事館前での爆発テロ、トルコ人2名犠牲に
2015年04月17日付 Radikal 紙


北イラク・クルド自治政府の首都アルビルにある米領事館前で車を使った爆発テロが起こった。イスラム国によるこのテロで3人が死亡、5人が負傷した。死者のうち2人がトルコ人だったことが明らかになった。バグダードでは爆発物が仕掛けられた2台の車によるテロで27人が亡くなった。

サダム・フセインの元支持者でイスラム国の軍組織のブレインとして知られるイッゼト・イブラヒム・ドゥリ氏が殺害されたと発表されたのと同じ日、アルビルのアンカワ地区にある米領事館近くで爆発があった。

ロイター通信は北イラク・クルド自治政府の首都アルビルでの領事館に対するテロの後、現場で銃声が聞こえたと報じた。

アルビルに本社のあるルダウテレビによると、爆発の原因は領事館の前にあった爆発物が仕掛けられた車による自爆テロだった。

アルビル県庁も会見で爆発物が仕掛けられた車を使ったテロで3人が死亡、5人が負傷したと発表した。

アンカワ警察のジェラル・ハビプ署長は爆発が外国人がよく訪れる食堂の前で起こったと述べ、死傷者の中には外国人も含まれる可能性があると明かした。

テロはイスラム国によるものだった。

■死者のうち2人はトルコ人

外務省はアルビルで起こった爆発テロに関して会見を行った。会見では第一報で死者2名がトルコ人だったことが知らされ、身元の確認作業が続いていると発表された。発表は以下の通りだ。

「北イラク・クルド自治政府の首都アルビルで今日(4月17日)夜に起こった爆発テロで北イラク・クルド自治政府関係者による最初の会見によると残念ながら2人が亡くなり、少なくとも10人が負傷したことが分かった。

最初の所見によると亡くなった2人がトルコ人だったことが関係者により伝えられ、DNA鑑定による身元の確認作業が続いていると知らされた。負傷者の中に含まれるとされた5人のトルコ人はアルビルのトルコ領事館の担当者が治療中の病院で面会した。

テロの負傷者のトルコでの治療を含め、提供できるあらゆる支援が北イラク・クルド自治政府の関係者に提供された。

イラクと北イラク・クルド自治政府の平和と安定を標的とした今回の卑劣なテロ行為を強く非難し、亡くなった方々のご冥福をお祈りします。そしてその親族の方々にお悔やみを申し上げます。また、負傷した方々のやい回復をお祈りします。

トルコはテロとの闘いで、全力で兄弟であるイラクの人々のそばに居続ける。

■バグダードで27人が死亡

アルビルのテロの数時間後、今度はイラクの首都バグダードで2台の車を使ったテロが起こり、27人が亡くなった。

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( 翻訳者:南澤沙織 )
( 記事ID:37329 )