ディヤルバクルで「聖生誕週祭」―イスラム系集会に数万人
2015年04月20日付 Milliyet 紙


ディヤルバクルで、自由ダウア党(HÜDAPAR)に近いといわれている預言者信奉プラットフォームによる聖生誕週祭でおこなわれた「比類なき預言者ムハンマド」の集会に女性が大半を占める数万人が参加した。祈りが捧げられ、預言者讃歌が詠われた同集会で、「ビジー、ヒズブッラー」(永遠なれ、ヒズブッラー)とのシュプレヒコールを叫んだ集団が主催者に警告された。

預言者信奉プラットフォームによる今年で第8回となる「比類なき預言者ムハンマド」との名称でおこなわれた聖生誕週祭の集会は、(ディヤルバクル)県中心のバーラル区ノールーズ公園で開催された。女性たちが大半を占めたことに関心を引いた集会には、イラク、イラン、シリア、レバノン、エジプト、ヨルダンから約200人の招待客も来場した。祈りを捧げて始まった集会では、マウリドと預言者讃歌が詠われた。参加者がしばしばタクビル(アッラーは偉大なり)を唱えた集会に、自由ダウア党関係者も多いに関心を注いだ。集会の間、何度も人びとが極度の暑さと人の多さから気絶して連れ出される一方、群衆の中のある集団がクルド語で「ビジー、ヒズブッラー」(永遠なれ、ヒズブッラー)とのシュプレヒコールを叫ぶことで主催者によって阻止された。

■数万人が参加

ディヤルバクル及びその周辺の県と郡と並んでコンヤ、ガジアンテップ、アダナのような県からもバスでやってきた人たちが集会場に陣取った。預言者信奉プラットフォームの責任者は集会の参加者は35万人だと語った。

ドウルニュース紙のメフメト・ギョクタシュ編集長は集会でおこなった会見で、ディヤルバクルで10月6-7日のコバーニー事件で亡くなった自由ダウア党の党員に言及した。ギョクタシュ氏は、「嗚呼アッラーの使徒よ、昨年ここで手にした団結旗を振り、声に出してタクビル(アッラーは偉大なり)を唱えた6、7人の私たちの兄弟が今日いない。ヤシン、ハサン、アフメト、リヤト、ハセインらをあなたの許に送りました。今、(彼らは)あなたに抱かれていると信じています」と述べた。

ギョクタシュ氏は、皆、預言者ムハンマドをお手本にする必要があると語り、「アッラーの使徒よ、今日ここにあなたを比類なき指導者であることを宣言するた めに来ています。指導者たち、政治家たち、要人たちもあなたを手本にしなければなりません。あなたは唯一の手本なのです」と話した。

■80人の子どもが故ヤシン・ボル氏の写真が印刷されたTシャツを着た

集会場の様々な所にコバーニー事件で亡くなった故ヤシン・ボル氏とその友人の写真が吊られていた。集会では、故ヤシン・ボル氏の写真が印刷されたTシャツを着た 80人の子どももプラットフォームの向かいにいた。預言者信奉プラットフォームがおこなった「比類なき預言者ムハンマド」集会で国外から来た、トルコ語を解さない来賓のために通訳をおこなうスタッフが見受けられた。トルコ語、クルド語、ザザ語での発言がおこなわれた集会では、世界クルアーン読誦コンテストの優勝者のひとりハミド・シャキル・ネジャドが聖典クルアーンを読誦した。

集会は、(その後)演説や賛歌が続いた。

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( 翻訳者:岸田圭司 )
( 記事ID:37349 )