チャナッカレ戦役100周年、ロンドンで追悼
2015年04月25日付 Radikal 紙


100年前のチャナッカレ戦争における戦没者への追悼式がイギリスの首都ロンドンでも行われた。

チャナッカレ戦争100周年を受けて、イギリスの首都ロンドンでエリザベス女王も参加しての追悼式が行われた。ホワイトホール通りの第1次世界大戦慰霊碑の前で行われた今回の式典には何千人もの人々が参加した。式典でエリザベス女王は、戦争で命を落とした人々への追悼の意を込めて首相官邸前にある犠牲者慰霊碑の前に花輪を供えた。

追悼式にはトルコ空軍の軍楽隊が行進式に参加し、トルコ国歌が詠まれた。チャナッカレ戦争100周年とANZAC(豪・ニュージーランド合同軍事組織)の日のためにロンドンで行われた式典にはエリザベス女王、エディンバラ公フィリップ王配、ウィリアム王子、ディビッド・キャメロン首相、ニック・クレッグ副首相、諸大臣、全政党党首、国会議員、アブドゥッラフマン・ビルギチ在英トルコ大使、駐在武官、イギリス連邦諸国からアレクサンダー・ダウナー在英オーストラリア大使、ロックウッド・スミス在英ニュージーランド大使も参加した。

式典では、その他にもオーストラリア、バングラデシュ、ベルギー、フランス、ドイツ、インド、アイルランド、マルタ、ネパール、ニュージーランド、パキスタン、パプアニューギニア、南アフリカ、スリランカ、トンガ、トルコからの代表も見られた。首相官邸や省庁が並ぶホワイトホール通りで行われた式典は、イギリス海軍、王室親衛隊、スコットランド軍楽隊、トルコ空軍軍楽隊、 ANZACや退役軍人の登場から始まった。2分間の黙祷の後エリザベス女王が、慰霊碑に花輪を供え、更にディビッド・キャメロン首相、政党党首、オーストラリア、ニュージーランド、トルコを代表してアブドゥッラフマン・ビルギチ大使、その他参加国の代表が順番に花輪を供えた。その後オーストラリアとニュージーランドの国歌が演奏された。

■アタテュルクのANZAC宛メッセージが皆を感動させた

追悼式でエジェヌル・ビルギチ君(14)はアタテュルクが1934年にANZACの日記念式典で述べた「この故郷の大地に血を流した英雄たちよ!あなたがたは今ここ、同胞の大地にいるのです。安らかにお眠り下さい。あなた方は、親愛なる我々の兵士達と共にいるのです。遠い国から大切な息子を戦争へ送った母親方よ!もう泣かないでください。あなた方の息子さんは我々の胸の中にいるのです。静穏の中で安らかに眠ることでしょう。彼らはこの大地に命を捧げた時からすでに我々皆の息子となったのです。」というスピーチを読み上げた。

アタテュルクのメッセージが読まれた後、オペラ歌手のブラク・ギュルシェン氏がトルコ空軍軍楽隊の演奏に合わせトルコ国歌の最初の2行を詠んだ。式典の終盤では、イギリス海軍、空軍、ガリポリの戦いの参加国の軍隊、トルコ空軍軍楽隊、ガリポリ協会、イングランド・スコットランド・アイルランドから訪れた多くの退役軍人、海軍学校生、英国王族と親衛隊が行進式に参加した。
式典では祖父や親戚がガリポリの戦いに参加したというニュージーランド、オーストラリア、アイルランド、スコットランドからの参加者も多く見られた。
ロンドンの省庁が立ち並ぶ通りは、式典のために立入禁止となり警察による厳重な警戒措置がとられた。

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( 翻訳者:入口 愛 )
( 記事ID:37388 )