エジプト:ドラマに増える湾岸俳優、投資効果も期待
2015年04月26日付 al-Hayat 紙
Jasim al-Nabhan(クウェートの俳優)
Jasim al-Nabhan(クウェートの俳優)

■エジプト:ドラマに増える湾岸俳優、投資効果も期待

【カイロ:サイード・ヤースィーン】

過去20年間、エジプトのドラマはアラブ人アーティスト、とりわけシリア・ヨルダン・レバノン・チュニジアのアーティストを多く起用してきた。そのうちの一部、ジャマール・スレイマーンや、タイム・ハサン、アービド・ファハド、イヤード・ナッサール、スラーフ・ファワヒルギー、ジュマーナ・ムラド、ヘンド・サブリー、ハイファ・ワハビらは不動の主役となった。そして今年は、クウェート、サウジアラビア、アラブ首長国連邦など、湾岸諸国のアラブ人アーティストが多く起用されている。

彼らの役柄は、彼らが出演しているドラマの中心人物でないにも関わらず、ドラマ制作会社のオーナーらは、これらのアーティストが、湾岸諸国の衛星放送におけるドラマのマーケティングに貢献することに大きな期待を寄せている。テレビドラマは、エジプトと湾岸諸国のアーティスト間のより良い協力関係に貢献し得る。例えば、人道・社会・経済・心理、また親戚関係や婚姻関係など共通のテーマを魅力的な形で検討することができる。加えて、彼らがそれぞれの国の方言で演技をすることで、以前のように方言が障壁になることなく、アーティスト間の交流が出来る。

今年のドラマに現れた最初の湾岸俳優は、クウェート人のダウード・フセインである。彼はドラマ「私かあなたか」に主役として参加し、フィフィ・アブドやソマヤ・ハッシャーブと共演した。当ドラマの脚本はファトヒー・ジュンディー、演出はヤースィル・ザーイドである。また、同じくクウェート人のジャースィム・ナブハーンはドラマ「桑の葉」に初めて主役として参加し、サブリーン、カマール・アブー・ラヤ、ユーセフ・シャアバーン、サミーハ・アイユーブらと共演した。当ドラマの脚本はアイマン・サラーマ、演出はハニー・イスマーイールである。このドラマには、マージド・アビードを始めとする何人かのサウジアラビア人俳優も参加した。

(後略)

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( 翻訳者:中山実佐子 )
( 記事ID:37395 )