デミルタシュHDP党首、PKK3月武力解除説を否定
2015年02月20日付 Milliyet 紙


セラハッティン・デミルタシュ人民の民主主義党(HDP)党首は、PKK(クルディスタン労働者党:非合法)の3月武力解除説について「PKKが3月に山から下りようとも、これを否定しはしない。しかし現実的でないと分かっている。撤退についてもこうした行為があったので撤退が現実化しなかった」と話した。

デミルタシュ党首は昨日(20日)タクスィム・ヒル・ホテルで開催されたヨーロッパ左派政党第2回地中海会議の開会式に参加した。党首はこの会議の中の談話で、総選挙でのHDPの役割について言及し、「我々HDPが手にする成功を、左派政党の成功とみるだろう。6月7日の選挙で公正発展党(AKP))が単独政権とならないような結果を生むという点でHDPには重要な任務がある」と語った。

デミルタシュ党首はさらに、オズゲジャン・アスランさんの殺人と男性の暴力についても言及し、ロジャヴァ革命は女性の革命です。我々はこれを重視している。HDPも女性の政党です」と話した。

党首は談話の後、メディア関係者の質問に答え、平和プロセスについて次のように述べた。「イムラル島で最近行われた会合で共同会見が行われうるとメディアで説明されていた、内実があるかのように。共同会見は将来の議論を始める必要があること、どの条項が注意を払って話し合われる必要があるかについての合意となるはずだった。この呼びかけが行われなかった理由は、政府と政府の支持者が行った操作のためだ。『3月にPKKが山から下りて武装解除する』といった実体のない、世論を誤導しようとする発表がこの声明を遅らせた。PKKが3月に山から下りようとも、これを否定しはしない。しかし現実的でないと分かっている。 だがPKKが3月に武装解除し、山からどこかへ降りたとしてもそれを妨害しない。世論に積極的なメッセージを送りポイントを集める取り組みによってのみ、この重要なプロセスに近づきうるのだ。」

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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:37402 )