トルコ最初の宇宙センター、まもなく開所へ
2015年05月02日付 Milliyet紙

今月、トルコ航空宇宙産業(TUSAŞ)内に、トルコ初の包括的な宇宙システム統合・実験センターが開設される。トルコの最初の国産人工衛星、チュルクサット6Aも製造する予定のセンターは、レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領によって除幕される予定だ。

トルコ航空宇宙産業(TUSAŞ)内に、ギョクチュルク‐1人工衛星計画の一部として設置されるトルコ初の宇宙システム統合・実験センター(UMET)が、今月オープンする。

エルドアン大統領によって除幕される予定のセンターでは、人工衛星ギョクチュルク‐1やトルコ初の国産人工衛星チュルクサット6Aの組み立て、さらなる調整や環境テストが行われる予定だ。

アナトリア通信社(AA)の通信員が得た情報によると、センターの投資コストは防衛産業局及びチュルクサット株式会社によってまかなわれ、運営はTUSAŞが行う。約3800平方メートルの広さを持つセンターでは、5トンにもなる複数の人工衛星が同時に組み立てられ、調整や試験が行われる。

国際的な宇宙プロジェクトにもサービスを提供するセンターでは、まず初めに人工衛星ギョクチュルク‐1のさらなる調整や環境テストが実施される。人工衛星はこのテストの後、TUSAŞによって発射台に送られる。

トルコは、世界でもわずかな国にしかないこの設備によって、宇宙システムの構築や調整、実験分野で国際的な役割を果たすことになるだろう。

今月オープンする予定のセンターは、軍用空港に直結しているため、人工衛星を道路で運搬する必要がなく、安全や費用、リスクコントロールといった面で大きな利点を持っている。

トルコ初の国産人工衛星チュルクサット6Aの組み立ても、このセンターで行われる予定だ。

■UMETにおける試験システム

センターでの人工衛星テストは、電磁的な相互作用が確定され、人工衛星の機器それぞれが電磁的観点から問題なく作動するかを確かめることを目的に、外部環境から隔離されたクリーン・ルームで行われる。

電子力学的な振動装置によって行われる振動テストでは、発射動作を経ることで起こる機械的負荷が、人工衛星に及ぼす影響が観察される。発射の後しばらくして燃料タンクを切り離し、ロケットから人工衛星が分離するといった段階で起こる衝撃の負荷テストも行われる。

発射される前にソーラーパネルが宇宙で正常に開くか、分離ボルトからの衝撃力が、人工衛星やソーラーパネルに害を与えないかの確認が、ソーラーパネル開放実験機器を用いて行われる。

環境的・機能的テストに成功した人工衛星は、この段階を経れば、発射台に送られる準備段階に入る。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


(翻訳者:粕川葵)
(記事ID:37431)