ハタイ考古学博物館で修復スキャンダル
2015年05月04日付 Cumhuriyet紙


ハタイ考古学博物館の修復スキャンダルは、世界で二番目に大きいモザイク画の展示場所である新ハタイ考古学博物館所蔵のモザイク画が新博物館へ移送される間に生じていたことが明らかになった。観光省は続けていた修復作業を中断、委員会を結成し調査を開始した。

Arkeofiliドットコムの報道によれば、地方地元のモザイク画職人のメフメト・ダシュカパル氏が4月16日アンタクヤ紙にコメントをした後、新博物館に移されたモザイク画の状態が旧博物館にあった時と大きく異なっていることが明らかになった。多くの作品は誤った修復が施されたことが判明した。

■観光省の調査が始まった

ダシュカパル氏の発言について、観光省は委員会を結成し調査を開始した。初動調査の後、博物館で続けられていた修復作業をすべてキャンセルした。

文化観光省ムスタファ・ボズデミル文化財・博物館副総局長は文書で以下の発表をおこなった。「ハタイ新考古博物館に所蔵されているいくつかのローマ時代のモザイク画でおこなった修復がまちがいであったとの新聞の報道について、問題の博物館での修復がおこなわれている展示中のモザイク画修復作業を調査するため、文化観光省文化財・博物館総局はモザイク画に関する専門家から成る委員会を結成しました。国民に対し、いかほども間違った認識を与えない観点から同委員会による必要な捜査と調査作業を十分に行った後、同件に関する情報を発表します。」

■マンガの状態となった

ダシュカパル氏は、「ローマ時代の栄光ある時代を描いたモザイク画が明らかに漫画の状態となった。なかでも、いくつかの作品はオリジナルの状態の多くを失い、その価値が大きく下落した」とのコメントを出した。

■1,700の作品が展示される

二つとないローマ時代のモザイク画が展示される博物館は、ダウヴトオール首相も参加した式典により開館した。55,000平方メートルの広さがあり、5,200万トルコリラ(約23億1千万円) の建設費の博物館に1,700の作品が展示される予定だと明らかにされていた。博物館のもっとも注目される作品は、テル・タイナトで発掘されたシュピルリウマ像だと考えられている。

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(翻訳者:岸田圭司)
(記事ID:37445)