エルドアン大統領、コーランを手に演説(1)
2015年05月11日付 Jam-e Jam 紙


トルコの国会選挙まであと1ヶ月足らずである。ホルダー月17日[6月7日]の選挙は、与党《公正発展党》にとっては政治戦略的に重要なものとなるだろう。何故なら、[同党は]国会での優勢に加えて、トルコの政治システムを議会制から大統領制に移行することを求めているのだから。

それゆえエルドアンは数日前に選挙戦を開始して選挙レースに参戦し、コーランを手に演説して物議を醸した。何故かと言えば、多くの評論家が彼のことを、宗教とコーランを悪用して政治的目的を遂げようとしていると非難したからだ。

エルドアンは、大統領の地位に就く前の2003年から2014年までは首相であった。エルドアンは、議員定数550名の国会に、トルコは公正発展党400人の立法者を送るべきだと強調し[※]、これにより憲法を、政治システムの変革のために大統領制へ移行しようとしているのだ。彼はトルコにおいて人々の直接選挙によって選ばれた初の大統領である。

※訳者注:トルコでは、国会議員定数(550議席)の三分の二以上の賛成で国民投票を経ずに憲法を改正することができる。

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( 翻訳者:冷眼傍観 )
( 記事ID:37481 )