エジプト:ムルスィー死刑判決でムフティーに判断を仰ぐ
2015年05月17日付 al-Hayat紙


■エジプト:ムルスィー死刑判決でムフティーに判断を仰ぐ

【カイロ:ムハンマド・サラーフ】

エジプトは昨日(16日)、特別な瞬間を迎えた。カイロ刑事裁判所がムハンマド・ムルスィー前大統領及び「ムスリム同胞団」最高指導者のムハンマド・バディーウ、布教者のユースフ・カラダーウィーを含むその他106名に判決を下し、刑務所への侵入の罪による死刑判決の是非の判断を大ムフティー(訳註:イスラーム法に基づいて法判断を下す資格を持つ最高位の法学者)のシャウキー・アッラームに仰いだ。

ムルスィーへの判決と以前にもあった死刑判決の可能性は、エジプトの現代史を象徴している。そして、裁判所の決定の後、「ダーイシュ」のエジプト人一派がシナイ半島で「大胆な攻撃」を実行し、三人の裁判官が暗殺された。また、カイロにおける最近の攻撃では警察官二名が殺された。

カイロ刑事裁判所は昨日、「密通」および「刑務所侵入」の二つの問題に幕を下ろした。被告には、ムハンマド・ムルスィー前大統領、「ムスリム同胞団」、パレスチナの「ハマース」、レバノンの「ヒズブッラー」指導者らが含まれる。裁判所はムルスィー及びムハンマド・バディーウ最高指導者、そしてカタールにいる「ムスリム・ウラマー連盟」の代表であるユースフ・カラダーウィーの死刑を準備する判決を言い渡した。

また、ハマースとヒズブッラーの指導者は、2011年の「一月革命」初期にワーディー・ナトゥルーンにある刑務所から脱獄したことに対し有罪が宣告された。しかし、ムルスィーは外国機関及び組織との「密通」に対する別の死刑判決からは免れた。この問題に関しても昨日判決が言い渡され、「同胞団」の副指導者ハイラト・シャーティルを含む16人の被告に死刑判決が下った。

エジプトではこれまで前大統領の死刑判決は出されていない。追放されたホスニー・ムバーラク元大統領は、最高裁により無罪が言い渡されるまで、彼の政府に対する革命における「デモ参加者殺害」の罪で禁固25年の刑罰を受けていた。

(後略)

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(翻訳者:中山実佐子)
(記事ID:37546)