1万7千人アフスカ・トルコ人にトルコ国籍―ウクライナから移住
2015年05月19日付 Milliyet 紙


アフスカ・トルコ人1万7千名にトルコ国籍が認可される。ウクライナからやって来た600世帯はカルスに定住する。

市民権及び居住許可授与の吉報を得ようとアフメト・ダヴトオール首相のブルサ市での集会に参加したが、待ち望んでいた吉報を得られなかったアフスカ・トルコ人にバルケスィル市から朗報が届いた。

アフスカ・トルコ人の約4年間に渡る市民権獲得闘争が実を結んだと伝えたイネギョル市アフスカ・トルコ人文化・連帯協会のメフメト・タシュ会長は、ダヴトオール首相のバルケスィル市での集会でアフスカ・トルコ人に市民権授与の吉報が届いたと伝えた。

アフスカ系住民が多く居住するイネギョル市アランユルト地区の喫茶店でアフスカ・トルコ人らと一堂に会したメフメト・タシュ会長は事の経緯を説明した。

■ 600世帯がカルス市へ定住する予定

ウクライナからの移住者らに関して生じた問題を度々、議題に上げた事を伝える同会長は、「ウクライナ出身の600世帯が定住移民としてカルスに定住する。現地ではTOKİ(集合住宅局)の住宅が用意されている。300世帯ずつ2グループに分ける形で600世帯を収容する。ここでの市民権も2、3千人ずつのグループごとに認可される。さらに昨日ウクライナから移住予定の300世帯及び市民権を待ち望むアフスカ人2100名の市民権が認可され官報に掲載された。これこそ我々が待ち望んでいた吉報だ、しかしブルサでこの発表が行われていたら、お祭りムードと化しただろう。今日、我々はここにアフカス・トルコ人を集め、同件に関する情報を伝えようと思った。私はこの場より大統領、首相に対し、また当件に関し尽力された皆に感謝の意を述べる。確信しているが、我々の事を熟知しておられる外務大臣、トルコ社会、イスラム社会を非常に重視されている首相がおられる事を我々は知っている。この事も我々にとって好機である。アッラーよ、我々の団結と結束をお守り下さい」と語った。

■ アフカス・トルコ人1万7千名に国籍が与えられる

さらにタシュ会長は、「トルコ全土で市民権を待ち望む1万7千名のリストがある。これら市民権取得要望は2、3千人ずつのグループごとに認可され、官報で掲載される予定である。現在、官報に掲載されている2100名のうちイネギョル在住者は何名いるかは全く分からない。実際、市民権取得者らに 書簡が届く予定だ。その後、我々の業務はより一層容易になる」と語った。

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( 翻訳者:藤井庸平 )
( 記事ID:37556 )