サウジアラビア:宗教系大学が女子学生へのメディア教育を開始
2015年05月22日付 al-Hayat 紙


■数十年の「反対」を経て、イマーム大学が女性ジャーナリストを輩出

【リヤド:ムスタファー・アンサーリー】

数十年の「反対」を経て、リヤドのイマーム・ムハンマド・ビン・サウード・イスラーム大学では、約120人の女子学生が、メディア学の初級を通過した。これまで、リヤド州の関係者は、女子学生へのメディア学の教育は、国内の宗教系最高学府であるイマーム大学の権威を損ねると見ていると信じられてきた。

高等教育司法評議会による決定に基づき、2013年、イマーム大学に情報コミュニケーション学部が設立された。同決定は、大学におけるメディア学分野の発展を許可するもので、それが同学部の設立に至った。同学部はおよそ40年前、講座として開始し、昨年まで男子学生のみを対象としていたが、昨年になって初めて女子学生を受け入れた。

同学部のアブドゥッラー・リファーイー学部長は、5期生(現在の学部2回生)に当たる学部メンバーを中心とした修士課程の設立に着手したことを強調した。また、同学部は、女子学生の学部教育、加えて、彼女らが、国内の他の大学に、様々なメディア教育を提供する役割を担う準備に乗り出した。

リファーイー学部長は、同学部が、女性教育委員会の必要性を認めた国内唯一の学部であり、また、男性教員が女子学生を教えるために、サウジアラビアで定められている「テレビネット」(テレビ画面を通した遠隔教育)を使用すると述べた。

(後略)

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:37580 )