サウジアラビア:宗教権威がモスクでの爆破事件を非難
2015年05月23日付 al-Hayat 紙


■最高ムフティーがカティーフでの爆破事件を、暴動を煽り、国民を分裂させる重大な犯罪と非難

【リヤド:本紙】

サウジアラビアの最高イスラーム法学者委員長兼イスラーム法裁定局長、アブドゥルアズィーズ・アールッシャイフ最高ムフティー(法裁定官)は、本日(22日)、カティーフのモスクで起こった爆発事件を、国内での暴動を煽り、国民を分裂させることを意図した重大な犯罪だと非難した。

最高ムフティーは、国内のニュース・チャンネル「アフバーリーヤ・アル=ヤウム」で、次のとおり述べた。「カティーフでの出来事は、意図して行われた重大な犯罪であり、困難な状況下で国民が分裂し、敵意や対立が拡散することを狙った危険な行為である。サウジアラビアは南部の防衛戦を固め、我々の秩序や言葉を破壊して国家に混沌をもたらそうとする犯罪計画の防止を目指す。しかし、アッラーの御加護の下、全能なる彼の教えに則り、また社会及び我々全ての結束を求める賢明な統治者の指導により、国家は盤石な状態にある」。

また、最高ムフティーは以下のように加えた。「この犯罪行為はイスラームに背くもので、犯人らはあらゆる犯罪、あらゆる悪行に手を染めようとしている。我々の義務は、常にアッラーを畏れることである。偉大なる御方はこうおっしゃった。「論争し、怖気づいておまえたちの威風が消え去るようなことがあってはならない。そして忍耐せよ。まことにアッラーは忍耐する者と共におわします」(聖クルアーン戦利品章第46節)」。

(後略)

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:37600 )