宗務庁職員、モスクのアンティーク絨毯を売って高級車購入疑惑
2015年05月26日付 Hurriyet 紙


マニサ県ソマ郡のムフティー局のH.Ö.支局長が宗務庁の職員たちに命じて諸々のモスクのアンティーク絨毯、キリム織り、写本をまとめて売却し、自らに高級車を買った、という疑惑について調査が始められたことがわかった。

ソマ郡ムフティー局H.Ö.支局長は、うわさによると、2年前、郡内の諸々のモスクから何百もの絨毯、キリム織り、写本、年代ものの物品を集めさせ、 領収書も記録もなしにオークションで売却した。H.Ö.支局長は、この金でその当時自らにメルセデス製の自動車を購入したと告発されたが、その後売却してすぐにフォード製の他の自動車を購入したといわれる。このことが判明した後、宗務庁が、2年遅れで、調査を始めたことが明らかとなっ た。

アンカラにいるマニサ県のムフティー、スィナン・ジハン氏は、ドアン通信の記者たちに、この疑惑に関する電話取材で以下のように話した。「マニサ県には、2500人の宗務庁職員がいる。いかなる問題についても定期的に監査官がやってきて調査を行う。やってきた監査官は他の件について調査する中、この件について苦情が出ている。この疑惑については、もう一人の監査官が任じられている。報告書を準備し、アンカラに持ってきた。我々に指示は来ていない。調査の結果を見る必要がある。罪の確定まで、何人も無罪である。もし罪があれば、すぐに必要な対応が行われるだろう。」

マニサ県のエルドアン・ベキタシュ知事はこの件に関する苦情を受け、いくつかの発見があったことを指摘し、以下のように話した。「宗務庁監察官たちがやってきて調査を行った。メルセデス事件が真実ではないことが明らかとなった。しかしいつかの疑いがあるという印象だと言われている。監察官たちが報告書を提出した後、行政・司法上の処置が必要があれば、すぐに実施されるだろう。」

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( 翻訳者:鈴木歩実 )
( 記事ID:37631 )