衛星放送、沈黙の殺人者(3)
2015年05月06日付 Jam-e Jam紙

 殺人の罪に問われた容疑者は、妻の裏切りと道に外れた行動の原因として、衛星放送で放映されている番組の影響を受けたことを挙げ、次のように言っている。

妻の行動が変化した一因として、このような衛星放送チャンネルを見たことが挙げられるでしょう。〔衛星放送から流れてくる〕これらの映画では、人々は実に簡単に関係を持ち、自分たちのパートナーを裏切る様子が映し出されています。

妻がどうしてもとせがむので、私は衛星放送〔を受信するための機器〕を買ってしまいました。彼女は主に、「ファールスィー1(ワン)」や「ザムザメ」といったチャンネル、総じて〔男女の〕情愛に関する映画を放映しているようなチャンネルを観ていました。妻は自由なるものに大いに関心を持つようになり、これらのことを描いた映画を観ていたものです。

 殺人の容疑者は、こうした映画が制作されている国では、私たちにとって不道徳と思えるような行動も規範から外れたものとは考えられていないのだとの見方を示した上で、次のように言っている。

彼らは自分たちの国で、あのようなことをしているということです。彼らの文化では、裏切り(不倫)などはさして重要ではなく、実に簡単にこうしたことを受け入れてしまいます。しかし私たちの国では、こうしたことは受け入れられていません。妻は夫を裏切ることはできませんし、反対に夫は妻を裏切ることはできないのです。

これらの映画は彼らの文化のために作られたものであって、私たちの国の文化に反するものなのです。こうしたドラマの視聴がもたらしす結果の一つが、妻を殺した罪で現在収監されている「私」なのです。

 「妻を殺害したことは後悔している。妻の密通が分かったときに、彼女と別れるべきだった。彼女を殺すべきではなかった」と、彼は言っている。彼に対する刑はいまだ下されていないが、彼の弁によれば、キサース刑〔※同害報復刑、この場合は死刑〕が予想されるとのことである。

つづく


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(翻訳者:SYK)
(記事ID:37650)