熟年層が離婚を望むとき(1)
2015年05月13日付 Jam-e Jam紙


【ジャーメジャム紙付録タベシュ14面:レイラー・ホセインザーデ】昨今、多くの専門家が若年層における離婚数の増加に懸念を示しているが、その一方で歳月を重ね、子供夫婦も孫もいる熟年カップルが、30~40年もともに暮らしてきたにもかかわらず、人の話など無視して、離婚のために裁判所を訪れる姿をしばしば見かける。緊張に満ちた生活から解放されるため、あるいは彼ら自身のことばを借りれば、「気持ちよく息を吸い」、人生の残りを平穏に過ごすためである。

 アッザムもこうした女性の一人である。彼女は59歳になって、自らの青春を捧げてきた男性との関係を永遠に清算するために、裁判所を訪れた。

 「40年も暮らしてきて、サルピーリーは私を裏切りました」。裁判所に来ていた若者たちは、彼女の言葉を聞いて沈黙した。アッザムは彼らを一瞥し、さらに続けた。

この男と結婚したのは14歳の時です。当初から彼は暴力で自分の主張を通す、性悪な人間でした。彼の家族は家父長的で、人生とはそういうものだと考えていました。私が夫の家に嫁ごうとしたとき、母は旦那さんの言うことにはなんでもハイと言いなさい、口答えするんじゃないよ、と言ってくれました。

実際にそのようになり、彼のしたことに、私は何も言いませんでしたし、異を唱えることもありませんでした。彼は当時、政府の役所の職員で、十分な収入がありました。給料をもらうと、半分は地方に暮らしていた家族のもとに送り、残りは銀行に預けていました。

彼はとてもケチで、ごくわずかなお金だけを、家の生活費として棚の上に置いていました。ことあるごとに彼が言っていたのは、「買い物はオレがする。お前は何のために金が欲しいって言うんだ?」ということでした。

「女は男の人の言うことに口出ししちゃいけないよ」と母から言われていたので、はじめは私も何も言いませんでした。しかししばらくして分かったのは、夫は私のこうした性格につけ込み、やりたい放題だったということです。自分の主張を通し、「オレの言うことはなんでも正しい」と言いたいだけだったのです。


つづく


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(翻訳者:TM)
(記事ID:37662)