欧州初のスカーフ国会議員、アルメニア問題認識で党除名
2015年05月29日付 Milliyet紙


ベルギーと欧州で初のスカーフを着用した国会議員として名を刻んだマヒヌール・オズデミル氏が、1915年の事件に関し、アルメニア人の主張を認めなかったため、党を除名された。

民主人道主義中道派(CDH)のブリュッセル議会議員のマヒヌール・オズデミル氏は、党執行部からの1915年の事件に関するアルメニアの主張を‘ジェノサイド’と認めるようにとの圧力を拒否した。これにより召集されたCDHの倫理委員会はオズデミル氏を党から除名した。
CDHの党首ベノワ・リュトゲン氏による、「もし党内でジェノサイドを否定する者が出れば、その瞬間にその者は党員ではなくなるだろう」という表明のもと、オズデミル氏のブリュッセル議会における無所属国会議員としての期間が始まった。これに際し、ベルギーのメディアは議会で1915年の事件について行われた黙祷に不参加だったオズデミル氏を取り上げた。 
オズデミル氏は、メディアで実施されているリンチ・キャンペーンにも関わらず態度を変えなかった。1915年の事件に関するあらゆる判決が見当たらないこと、ベルギー政府と欧州連合がこのテーマにおいて何の態度もとっていないことを指摘した。 
オズデミル氏はアナトリア通信社の記者に対し行った会見で、今日面会したCDHのエリック・ポンサン事務局長が、「アルメニア人虐殺を認める」方向の報告書へのサインを望んだこと、そうでなければ除名処分されること、自身はそれに対する回答として、「私はこの件に関して自分の考えを変えることはありません。屈することもありませんし、表現の自由をあきらめることもありません」と述べたと話した。

オズデミル氏は除名の決定に関し、以下のような見解を述べた:

「残念ながらCDHは自らの党名に掲げるヒューマニズムと民主にふさわしくない決定をし、党構造においては欧州の基本的価値観の一つである表現の自由を含有していないことを証明している。この決定はCDHとベルギーの民主主義の歴史に汚点を残した。表現の自由が1915年の事件にも通用されるべきであることは明らかである。 “我々は皆シャルリー(シャルリー・エブド紙)だ”と言いつつ表現の自由を守ってきたと豪語するものたちによるこの決定は、恥ずべきものである。」

オズデミル氏は、100年前に起きた悲しい出来事に関し歴史家たちがいまだ闇に包まれている点を明らかにすることを望んでいると述べ、この時代に殺害された何百万人ものイスラム教徒をはじめとする皆の痛みを共有していると述べた。ブリュッセルの無所属国会議員となったオズデミル氏は、以下のような表現を用いた「この悲劇が政治の材料として用いられることを非難します。何世紀もの間ともに平和に生きてきたトルコ人とアルメニア人は、外部からの介入を受けずに事実と向き合いこの悲劇を克服できるであろうと考えます。この文脈において全資料の公開と、共通の歴史委員会の設立という提案を支持します。」

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(翻訳者:進藤鮎花)
(記事ID:37676)