若い男性、家庭裁判所で離婚を請求—理由は「妻は寝てばかりいるから」(1)
2015年05月20日付 Jam-e Jam 紙

【ジャーメ・ジャム紙別冊タペシュ4面:スィーマー・ファルハーニー】オミード〔男性〕とベフナーズ〔女性〕が一緒に暮らし始めた頃、彼らが自ら家庭裁判所に足を運び、結婚生活に終止符を打つことになるとは、誰も想像だにしていなかった。オミードとベフナーズの生活は初めのうち、お互いに何の問題もなかった。彼らはお互いに愛し合っていたし、お互いを尊重しようと常に努力していたからだ。

 彼らの間にミゾが生じ、諍いを起こし始めたのは、彼らが一緒に住み始めてから数ヶ月後のことだった。問題は、妻がいつもに眠ってばかりで、何の仕事もしようとしないことに、オミードが腹を立てたことにあった。彼は数ヶ月後、自分の不満を妻に打ち明けた。そしてこれが、つらい別れの発端となったのである。

 オミードは数秒おきに自分の時計に目をやっては、裁判所の書記官に自分たちの順番はまだかと尋ねた。一方で、ベフナーズは冷静だった。廊下のソファに腰を掛けて、何も話さない。ついに家庭裁判所268法廷の書記官が、彼らの名を呼び、このカップルの離婚案件に対する審理が始まった。判事が離婚を望む理由を尋ねると、若い男性は先手を打って、次のように答えた。

判事殿、ベフナーズと結婚して3年になりますが、彼女と生活して以来、私は失望と鬱に悩まされるようになりました。妻はいつも寝てばかりで、何の仕事もしないのです。

彼女の生活でまず何よりも重要なのは寝ることで、その上で別のことをするかどうかを考えるのです。朝、私が目を覚まし、仕事に出かけるときも、妻は眠ったままで、私を見送るために起きようともしないのです。彼女は、私が家を出たことにも気がつかないのです。

一度でいいから、私のためにベフナーズに朝食を用意してもらいたかった、元気いっぱいの状態で仕事に行きたかったのですが、それも叶いませんでした。彼女は私のために朝食を作ってくれなかったばかりか、もし私が音を立てようものなら、彼女は目を覚まし、「なんで私を起こすのよ」などと怒鳴り始める始末。日中、私は自分の家に電話をすることも控えているほどなのです。

私の妻はほとんどの時間、寝ているので、もし私が電話をして彼女が目を覚ますようなことになると、「頭痛」の種となって、その日はずっと双方にとってつらい1日となってしまいます。ベフナーズは食事を作ることにすらイライラし、すぐに寝たがります。

信じてはくれないかもしれませんが、判事殿、私たちがパーティーなんかに招待されても、妻はパーティーが夜遅くまで長引いて自分が眠れなくなることを恐れて、行こうとはしないのです。ベフナーズの睡眠のために、私たちはしばらくの間、すべてのパーティーを断り、家に籠もったこともありました。

夜、仕事から自宅に帰ると、ベフナーズは私と夕食をとり、すぐに寝てしまいます。私が彼女に、自分のために最低でも仕事は見つけるべきだ、日中は仕事に精を出す方がいい、そうなれば気分もよくなるし、「睡眠依存症」からも楽になれるといくら言っても、ムダです。

実のところ、私はもうウンザリです。判事殿、妻と永遠に別れたいです。

つづく


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( 翻訳者:OS )
( 記事ID:37680 )