選挙監視、しっかりと
2015年06月07日付 Cumhuriyet 紙


クリーンな選挙のため市民がしなければならないのは投票だけではない。以下のようなさまざまな業務が求められる。

①高等選挙管理委員会は今年、各政党と投票結果を「即座に」共有することにした。

②各政党には、得票集計リスト、個別の投票箱での得票数報告や合計得票数報告が伝えられる。

③有権者は投票風景を見ることができ、得票数報告を携帯電話で撮影してもよい。

④ 各政党は、投票箱の結果と高等選挙委員会の集計に齟齬があれば、政党のウェブサイトで撮影した写真を公開することができる。

⑤ 有権者は、集計報告を撮影し、Twitterで「#sandiksonucu(投票結果)」というハッシュタグで呟くことができる。

⑥集計報告の写真は、撮影場所を明らかにしたうえで、撮影後すぐに、投票箱のある地点から送信されること。

⑦ ゴミ箱に捨てられた投票用紙を見つけたら、「#secimhilesi(選挙不正)」というハッシュタグをつけてTwitterで拡散することができる。

⑧ 選挙不正を目撃したなら、ライブ動画アプリ「Periscope」で生配信してよい。

■市民全員による監視を

高等選挙委員会が、選挙のため作成した概要によれば、希望する市民は全員、投票箱を監視することができると記されている。また、「第6章 異議・不平申し立て」という見出しの下には、第110条および第112条として、次のように簡潔に記されている。

「本法に示された団体およびその長の明確ではない決定に対し、選挙資格を満たす市民、政党、政党規約に則った団体レベルの各長または代理人、立会人、候補者、そして国会議は異議を申し立てることができる。

異議申し立ては書面もしくは口頭で行われる。口頭で行われる場合は、異議の理由とともにこれが記録にとられる。署名を行えないものは、指紋捺印する。身分を証明できない者、証拠や理由を提示できない者の異議申し立ては、検討されず、この理由で検討を受けなかった旨を記録する。書面による異議申し立ては、上記の条件が求められ、証拠が申請状に付される。理由や証拠のない書面による異議申し立ては、検討されない。双方とも、申し立てが受理され、それが何時行われたかについて、申請者に受理証書が渡される。」

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:37741 )