異端テロリスト集団ISIL(ダーイシュ)の指導者10数名が、シリア空軍の前代未聞かつ最大規模の軍事作戦によりラッカ県にて殺害された。
シリア空軍は、シリア危機開始時期からこれまでの間において空前規模の作戦を実施し、ISILに対して30回以上の出撃を行った。
このISILに対するシリア空軍の作戦は、ラッカ県境地域の緑と水の豊かなアーイードサギールという地域に対して行われた。ラッカは、ISILのシリアにおける最重要で基本的な活動拠点である。
この作戦でシリア空軍は、ラッカのVIPたちが休暇を楽しむために訪れるアーイードサギールの避暑地にあたる地域を空爆した。
ラッカ県がISILによって陥落されて以来、アーイードサギールの避暑地は、世界最大の異端テロリスト、つまりISILで活動し、その多くがグループ内で指導的立場の要職を占め、その地位を維持している者たちが余暇を過ごすための場所に変化している。
この地域に対して空前規模で行われたシリア空軍の作戦は、10数名のISILの指導者や有力者たちを殺害することに成功した。
シリアタイムズには、以下のように書かれている。「今回の作戦について届けられた最新情報によると、シリア軍事情報部は、作戦開始3日後にラッカのISILの配置に影響を与え、ラッカにおける同集団の作戦室に関する情報を得て、現地調査と捜索に成功したという。」
シリア軍事情報部は今回の任務で、ISILの秘密会議、多数の指導者、そしてこの異端集団の軍事作戦計画責任者に関する情報をアーイードサギールの避暑地で収集した。
シリア空軍は今回の作戦で、ISIL指導者10数名が殺害されたことに加え、シリアやアラブ諸国以外の国籍を持つ多数のテロリストにも負傷を負わせた。(ファールス通信)
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( 翻訳者:SH )
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